英語に対して苦手意識を持っているエンジニアは英語とどのように向き合っていくべきか?
結論、英語力はあるに越したことはありませんがエンジニアという職種に求められるスキルをまずはしっかり身につけるべきです。
私自身NYに留学していたこともあり英語に抵抗はありませんが、エンジニアとして英語を使う場面はある程度限られています。
ただし、エンジニアに英語力は必要ないという訳ではなく、むしろエンジニアこそ英語力を身につけることで沢山のメリットを享受することができると思っています。
本記事では、エンジニアに求められる英語力と英語力を身につけることによるメリットについてお話していきたいと思います。
目次
エンジニアに求められる英語力
エンジニアに求められる英語力は以下の2パターンで別れてくるでしょう。
- 普段の業務で英語を使わない場合
- 普段から業務で英語を使う場合
普段の業務で英語を使わない場合
普段の業務で英語を使わないエンジニアの場合は、最低限のリーディング力さえ身につけておけば大丈夫かと思います。
ライブラリなどは英語で書かれていますし、プログラミングをする際に変数名などは英単語の組み合わせが多いので、リーディング力だけは最低限身につけておきましょう。
また、最新技術をキャッチアップするためには海外の(主にアメリカの)文書を読むことになるのでリーディング力は必要と言えます。
普段から業務で英語を使う場合
外資系の企業などに勤めていらっしゃる方は普段から英語を使う機会があるかと思います。
その場合、以下の英語力が必要となるでしょう。
- リーディング力
- リスニング力
- ライティング力
- スピーキング力
あくまで私の意見ですが、一番高い水準で求められるのはリスニング力だと思います。
というのも、相手は自分一人のためにゆっくり話してはくれないからです。
逆にスピーキング力はこちらからゆっくり話せばいいだけの話なので、しっかり伝わる英語さえ話せれば問題ないかと思います。
リーディングとライティングに関しては時間をかけて行えばできるはずなので問題なし(生産性を上げるために訓練する必要はもちろんあるが)
エンジニアが英語を身につけるメリット
では、エンジニアが英語力を身につけたらどのようなメリットがあるのでしょうか?
メリット①転職や昇進に有利になる
多くの人にとってはこのメリットが一番大きいのではないかと思います。
実際に英語力があるエンジニアは転職で優遇されますし、年収も高い傾向にあります。
また、最近だと昇進の条件にTOEICのスコアを求める企業も増えてきているので、英語力を身につければキャリアの幅が広がるでしょう。
メリット②最新技術をいち早くキャッチできる
前章でも少し触れましたが、英語力(特にリーディング力)を身につけると最新技術をいち早くキャッチできるようになるでしょう。
テクノロジーの最新情報はアメリカから後に日本へと輸入されてきます。
また、英語力を身につけ最新の情報を先に仕入れておけば、数年先を見据えられることからキャリアを上手に築いていけるでしょう。
メリット③海外プロジェクトにアサインできる
英語力を身につけることでプロジェクトチームの一員として海外に行けるだけでなく、その橋渡し役としてプロジェクトを管理する立場にもなれるでしょう。
最近は外国人労働者の方と共に仕事をする機会が増えてきているため、共通語である英語を話すことができれば大きなアドバンテージとなります。
エンジニアにおすすめの英語書籍や英語学習サイト
本章では、エンジニアが英語力を身につけるための書籍や学習サイトを紹介していきます。
エンジニアにおすすめの英語学習書籍
エンジニアの方にまずおすすめしたいのが『ITエンジニアのための英語リーディング』
タイトル通りエンジニア向けの専門用語を使った例文で英語を学ぶことができます。
英語以外にもエンジニア向けの情報が書かれているので、手にとって損はないでしょう。
次に紹介したい書籍は『ITエンジニアのための場面別英会話&キーフレーズ』
こちらの書籍は業務で英語を使われるエンジニアが英会話を学ぶのにおすすめです。
エンジニアにおすすめの英語学習サイト
英語学習サイトならスタディサプリ ENGLISHが個人的にはおすすめです。
通勤などの隙間時間に英語の学習ができますし、スマホ用のアプリも用意されているため使い勝手も良いかと思います。
一週間は無料で利用できるようなので肌感が合うか確かめてみるのはアリだと思います。
エンジニアの英語との向き合い方【まとめ】
エンジニアが+αで英語力を身につけると以下3つのメリットが得られる。
- 転職や昇進に有利になる
- 最新技術をいち早くキャッチできる
- 海外プロジェクトにアサインできる
エンジニアに求められるスキルを身につけつつ、本末転倒にならない程度に英語学習にも力を入れていくのが良いかと思います。