これからノーコードツールAdaloについて学習される方やツールの導入を検討している企業担当者の中には以下のような疑問や考えを持つ方が少なくないでしょう。
ノーコード開発を行う上で成果物のイメージをしておくことは重要なことと言えます。
そこで本記事ではAdaloを用いた開発事例を厳選して5つ紹介していきたいと思います。
目次
Adalo開発事例①SmartDish
SmartDishは、外食における注文から提供までの待ち時間がなくなるサービスです。アプリで事前に注文・会計を済ませ、お店に着くとすぐに料理が提供されます。
Adaloを用いてわずか2ヶ月で検証&リリースしているので物凄いスピード感です。(なお、現在はFlutter開発にシフト済みとのこと)
●なぜノーコード開発にしたのか?
ノーコード開発ではMVP達成をするために必要な機能のみをプロダクトに組み込むことを意識しました。SmartDishが実現したいのは「事前に注文、お店に着くと、すぐに料理が出てくる。」という体験でした。それを最も早く、正確に作るためにはノーコード開発が最適でした。出典:PR TIMES
ノーコードツールAdaloをMVP開発として活用したお手本のような事例となっているため、まずはじめに紹介させていただきました。
Adalo開発事例②Union
Unionは、大学生のためのSNSアプリです。
日本初のNoCodeアプリでの資金調達事例となります。なお、資金調達の目的は以下の引用部の通りFlutter開発へのシフトとのこと。
また、UnionはNocodeツールのAdalo(https://www.adalo.com)を使用して作成されています。しかし、Nocodeで作成されたアプリは依然として速度、操作性の観点からUI/UXが劣るため今後はFlutterを用い日本だけなく、世界中の大学生に使用してもらえるようなアプリを共に開発できるエンジニアを積極的に採用する目的で、今回資金調達を行いました。出典:PR TIMES
SmartDish同様、MVPとしてノーコードツールAdaloを活用した良例としてUnionの事例を取り上げさせていただきました。
Adalo開発事例③FootHub
FootHubは、サッカーファン向けに特化したSNSアプリで、試合の日程やニュースの閲覧、チャット機能などを備えております。
エンジニアなしでネイティブアプリを構築する私にとって最高のツールです。また、システム全体を構築するのに 2 日しかかからなかったので、そのシステムのシンプルさが非常に役立ちます。出典:Adalo showcase
FootHubの開発期間は驚愕の2日。。。ノーコードツールを活用して開発工数を可能な限り削減してマーケティングに力を入れた良例として今回紹介させていただきました。
Adalo開発事例④Scholarcash
Scholarcashは、高校生・大学生向けのモバイル奨学金検索エンジンになります。
Adalo は私のアイデアを迅速に追跡し、数か月ではなく 1 週間以内に製品化してくれました。アプリを作るためのCanvaです。学習曲線はまったくありません。Adalo を起動した瞬間に、自分が想像したとおりにアプリを作成することに慣れています。私がそうするように計画した通りに出てきました。出典:Adalo showcase
上記、引用部の通りScholarcashはAdaloを活用して1週間で開発された事例です。
学生がローン返済ができなくて困っているといった社会問題についてもAdaloを活用することで一部解決できるということを記すために本記事でも紹介させていただきました。
Adalo開発事例⑤Chant
Chantは、クリエイターの作品、目標、興味を紹介するプラットフォームです。
Adalo は、私たちの夢を現実にする力を与えてくれました。私たちはコーディングの仕方を知らずにスタートアップを立ち上げました! 出典:Adalo showcase
Chantは非エンジニアによって開発されたアプリとのことで、プログラミングができなくともアプリをリリースできるのがわかる事例ということで今回取り扱わせていただきました。
【注意点】Adaloを用いたアプリ開発の限界について
ここまでAdaloを用いた開発事例と良い点ばかりを述べてきましたが、ノーコードツールであるがゆえの限界やデメリットも存在します。
例えば、独自の複雑なアルゴリズムを組む必要のあるアプリなどは開発が難しいですし、一般的にノーコード開発だとアプリの表示速度が若干遅くなるという欠点があったります。
また、プラットフォームに依存してしまうことから移植性が低いと言えるでしょう。
上記のデメリットを許容できるのであれば、高速にアプリを開発できる優秀なノーコードツールAdaloを採用するのが良いかと思います。
なお、Adaloでできないこと、限界とデメリットについては上の記事で詳しく解説しているので併せて確認してみてください。
ノーコードツールAdaloの開発事例|まとめ
ここまでAdaloの開発事例をいくつか紹介してきましたが、参考になったでしょうか?
ノーコードツールであるAdaloを有効活用することで、安く早く高品質なアプリを開発できることが分かったかと思います。
本記事がAdaloの開発事例を知るのに少しでもあなたのお役に立てたのなら幸いです(^^)