- エンジニアとして就職したはずなのにExcelでの作業が大半で面白くない…。
- 大学でExcelを使っていなかったので困惑している…。
結論、エンジニアならExcelは早期に使いこなせるようになっておくべきだと思います。本記事では、そんなExcelで悩むエンジニア向けにおすすめの本を3冊紹介するので気になる本があれば実際に手にとって読んでみましょう。
目次
Excelを使えないと痛い目に合う
そもそもなぜExcelスキルを早期に身につけておくべきなのかというと、多少の偏見もありますが、未だにエンジニアならExcelくらい使いこなせて当然という風潮があるからです。
クライアント先でExcelの簡単な処理すらできなかったらどのように思われるでしょうか?
バカにされなくともエンジニアとしての信用に関わってくることかと思います。悲しい現実ですが、エンジニアならExcelは使えて当然と思われてしまうのです。そういった現状から目を逸らさず、エンジニアとして働く以上はExcelを早期に身につけておくことをおすすめします。
【2024年最新】Excelのおすすめ本3選
本章では、エンジニアがExcelを学ぶのにおすすめの本を紹介いたします。どの書籍も良書なので、中身の雰囲気を確認して自身に合いそうな書籍を実際に手に取ってみてください。
おすすめ本①Excel最強の教科書
1冊目のおすすめ本は『Excel 最強の教科書』となります。
世界最高峰の職場で徹底的に叩き込まれた「基本ルール」と「実践テクニック」を余すことなく一挙に解説。あらゆる分野のビジネスで即活用できる珠玉のテクニックが満載! 出典:Amazon内容紹介欄
当書では仕事で使えるExcelのテクニックが余すことなく紹介されています。「どういった局面でどういった機能を用いれば良いのか」が理解できる構成なので、かなり実践的な内容と言えるでしょう。
仕事で使うExcelの機能は一通り解説されているので、この一冊さえ読んでおけばとりあえずは問題ないかと個人的には思います。
当書を横に置きつつ実際にExcelをいじりながら私も過去に勉強しました(^^)
おすすめ本②たった1日で即戦力になるExcelの教科書
2冊目のおすすめ本は『たった1日で即戦力になるExcelの教科書』となります。
かつてない内容でExcel本の歴史を塗り替えた伝説の1冊が全面リニューアル。グラフの落とし穴と使い方、神Excelやリンク貼り付けなどの話題を追加し、画面をすべてOffice 365+Windows 10に刷新しました。300社5000人の指導実績に裏打ちされた実務直結のExcel入門、決定版! 出典:Amazon内容紹介欄
当書では作業効率化のためのExcel機能やその目的意識について解説されています。
タイトルの通り、即効性のあるテクニックが広く紹介されているためExcel業務にうんざりしている方が作業を効率化するのにおすすめです。Excelによる作業量の多さに頭を抱えているエンジニアの方は読んでおきましょう。
おすすめ本③ビジネスExcel完全版
3冊目のおすすめ本は『ビジネスExcel完全版』となります。
「操作」「関数」「文書」「マクロ」
ビジネスに不可欠な4つのスキルが効率よく身につく!出典:Amazon内容紹介欄
当書では基本的なExcelの機能が図解を用いて丁寧に解説されています。Excelの基本機能を網羅的に知っておきたいというエンジニアの方におすすめです。今回紹介した3冊の中で最も教科書的な構成となっているので、勉強好きの方には特におすすめの書籍となります。
Excelエンジニアの現実
以下にExcelエンジニアの現実に対するTwitter上の意見を載せておきます。
学生とか新卒と話すと
「業務のほとんどは客先常駐だよ」でショック受ける気がする。SES出発でちょっと調べるとIT土木な話とか、
レガシー案件・Excelエンジニアみたいな話に辿り着く。その先にweb系や自社開発に辿り着くんだから
「私の夢見たITはこれだ!」ってなる。そりゃSESはクソになるわ
— りんご@IT×行動心理 (@nega321345) April 7, 2019
【ご報告】
この度、受託(自社開発もあり)会社から内定をいただきました。
SIでのexcel職人から一念発起して、退職。スクールに通って、ようやくWebエンジニアへの転身を5月から果たせます。
30代、SESで案件ガチャ爆死(数年)、言語未経験のコンボが決まっている自分でも打つ手はありました。
— Suke@格闘系Webエンジニア (@sukeroute) April 6, 2019
日本では、エクセルのSUM関数が使えたらITエンジニアを名乗れるのです😌
— けいさん@なにかわからない (@kihonkei) September 26, 2022
Excelエンジニアという言葉が生まれるほど業界では問題が蔓延っていると言えます。
Twitter上ではExcelばかり使うことに危機感を覚え、転職される方が多い印象です。
Excelを本で学習する3つのメリット
本章ではExcelを本で学習するメリットをお伝えします。結論、以下の3点がExcelを本で学習する大きなメリットと言えるでしょう。
- 情報が体系的にまとまっている
- 手書きのメモを取りやすい
- 専門家による情報を得られる
その【1】情報が体系的にまとまっている
ネットで手に入る情報は情報同士の繋がりが見えづらいことも少なくありません。本であれば、情報に一貫性があるため目的の知識を体系的にインプットすることができます。情報を体系的かつ網羅的に学習する際に特に書籍での学習は役立つと言えるでしょう。
その【2】手書きのメモを取りやすい
電子化が進んだ現代においても手書きのメモは記憶に定着させるのに役立つ効果的な学習法です。紙の本であれば読みながら直接メモを取れるため効率的に学習を進めることができるでしょう。ただし、メモを取ることが目的とならないよう注意が必要です。
その【3】専門家による情報を得られる
書籍として出版されるものの多くは、専門家が著者として書き、編集が加えられたものとなります。そのため、ネットで転がっている情報より正確で品質が高いと言えるでしょう。ただし、出版年から日が経っていると掲載情報の鮮度が落ちてしまう点には注意が必要です。
書籍での学習であれば情報を体系的かつ網羅的にインプットしやすい。また、専門家による高品質な情報にアクセスできる。
Excelを本で学習する2つのデメリット
本章ではExcelを本で学習するデメリットをお伝えします。結論、以下の2点がExcelを本で学習する大きなデメリットと言えるでしょう。
- 情報が古い可能性がある
- 手を動かしながら学習しづらい
その【1】情報が古い可能性がある
ITに関するノウハウは「日進月歩」、どんどん進化していきます。紙の本は出版された時点の情報しか含まれていないため、掲載されている情報が古くなってしまっているケースが往々にしてあるでしょう。そのため、書籍を購入する際は出版年を必ずチェックするようにしてください。また、最新のトレンドを学ぶのであればオンライン学習がおすすめです。
その【2】手を動かしながら学習しづらい
ITのスキルを習得するのに座学だけでは不十分といえます。読書だと手を動かしながら学習するのが難しいのが大きな欠点と言えるでしょう。そのため、本を読んで満足するのではなく、適切にアウトプットする機会を自身で設けましょう。
出版年によっては掲載されている情報が古い可能性があるため、最新のトレンドをキャッチアップするのには向かない。また、読書するだけでなくアウトプットする機会を自身で設けないと使えるスキルが身につきづらい。
Excelを効率的に学ぶために大切なこと
本章ではExcelを効率的に学ぶために大切なことを現役エンジニア目線でお伝えいたします。結論、以下の3点を意識するようにしましょう。
- アウトプット量を増やす
- わからない点は質問する
- オンラインリソースも活用する
その【1】アウトプット量を増やす
単に暗記するのではなく理解した上でアウトプットし現場で使えるスキルをモノにすることが何より重要です。エンジニアに求められるのは「知っている」ではなく「使える」スキルだということをくれぐれも忘れることなく、学習にあたっていただければと思います。
その【2】わからない点は質問する
学習を進めていると、一人ではなかなか解決できない問題と遭遇することがあります。そういった際に効率的に学習するために質問できる人を作ることが大切です。
あなたの周りに優秀なエンジニアがいるならその人を頼ってみるのも一つ。もし周りにいないのであればMENTAのようなオンラインでメンターを見つけることができるサービスやteratailのようなITエンジニア特化型のQ&Aサイトを活用してみると良いでしょう。
その【3】オンラインリソースも活用する
また、書籍での学習だけで不十分と感じたらUdemyをはじめとしたオンラインリソースも積極的に活用していくことをおすすめします。先述の本での学習のデメリットを補うことができるので二刀流での学習が個人的にもおすすめです。
さっさとExcelを習得してしまおう
エンジニアの現場に限らずExcelを使いこなせるようになれば作業効率が格段にUPするため他のことに時間を割けるようになります。
Excelの作業にかかる時間をなるべく減らしエンジニアとしてのスキル習得に努めればきっと明るい未来が待ち受けていることでしょう。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。当ブログではエンジニア向けにさまざまな情報発信を行なっておりますので、他にも気になる記事がございましたら併せて読んでいただけると幸いです。