「会員制動画配信サイトの作り方は?」「開発費用の相場は?」「開発費用を安くするにはどうすればいいの?」という疑問をお持ちの方は本記事を参考にしてください。
本記事では会員制動画配信サイトの構築に関する以下のトピックについて解説していきます。※約5分で中身を理解できるはずです。
- 会員制動画配信サイトの概要
- 会員制動画配信サイトの主な作り方
- 会員制動画配信サイトの開発費用相場
- 会員制動画配信サイトの開発費用を安く抑える方法
目次
会員制動画配信サイトの概要
本章では会員制動画配信サイトの作り方や開発費用について説明する前に、最低限知っておくべき前提知識について解説します。
会員制動画配信サイトとは
会員制動画配信サイトとは、YouTubeなどとは異なり不特定多数に向けたものではなく、会員登録した人のみが動画を視聴できるよう設定した配信サイトを指します。
会員以外の人が動画を視聴できないことから、機密性を保持して安全に動画を特定の人に共有できる点が特徴と言えるでしょう。
会員制動画配信サイトに必要な機能
会員制動画配信サイトによって必要とされる機能は当然異なりますし、実装する機能によって開発費用も大きく変動します。とはいえ、大抵の会員制動画配信サイトで必要とされる機能は似通っており以下のようなものが挙げられるでしょう。
- 会員登録機能
- ログイン・ログアウト機能
- 動画のアップロード機能
- 動画の検索機能
- 限定配信機能
- コメント機能
- 購入・決済機能
- 運営者管理画面
他にも差別化を図るために独自の機能を実装することが予想されるので、上記はあくまで会員制動画配信サイトに最低限必要とされる機能一覧と捉えていただければと思います。
会員制動画配信サイトの作り方
本章では会員制動画配信サイトの構築を考えている人向けに、会員制動画配信サイトの作り方とそれぞれの作り方の特徴やメリット・デメリットをお伝えしていきたいと思います。
具体的には、会員制動画配信サイトを構築するとなった場合の選択肢としては主に以下が挙げられるでしょう。
- スクラッチ開発
- パッケージで構築
- WordPressで構築
- ノーコードで構築
①スクラッチ開発
スクラッチ開発とは、会員制動画配信サイトをゼロから作り上げていく作り方です。全て自作のため今回紹介する中で最も柔軟性に富んだ会員制動画配信サイトの作り方となります。
機能面で他社と差別化したい場合や膨大なユーザーを管理する必要がある大規模な会員制動画配信サイトの構築などに適した方法といえます。
しかし、以降で紹介する方法と比べると開発期間が長くなり、開発費用も高くつくため予算に余裕のない方は別の方法で会員制動画配信サイトを構築するのがおすすめです。
②パッケージで構築
パッケージ開発とは、会員制動画配信サイトを開発するためのベースとなるシステムをカスタマイズする形での開発となります。
あらかじめ用意された雛形があるので基本的には低コスト・短期間での開発が可能です。
パッケージによって自由度の幅や金額、メンテナンス性などが異なってくるため一概には言えないものの大まかな特徴は上記の通りです。
自身の実装したい機能を洗い出した上でパッケージでカバーできるのであれば会員制動画配信サイトを構築するのに最適な選択肢かと思います。
③WordPressで構築
WordPressは世界中で広く利用されているCMSです。テーマが豊富にあり、会員制動画配信サイトに適したプラグインも存在します。
カスタマイズ性が低い点と改修に専門知識も必要になってくることから個人的には中途半端なイメージなので、スクラッチ開発ないし次に紹介するノーコード開発がおすすめです。
④ノーコードで構築
ノーコードとは、ソースコード不要でWebサイトやアプリを開発できる技術です。
プログラミングなどの専門知識を必要とせず、基本的にはドラッグ&ドロップ、テキスト入力などの直感的な操作のみでシステム開発を進められる点が特徴的と言えるでしょう。
ノーコードツールの中でも汎用性が高いBubbleなどを利用すれば、中規模な会員制動画配信サイトであれば問題なく運営可能です。
MVP開発の際に有力な選択肢となりますし、プロダクト開発後の素早い改修が可能となるため、個人的にはノーコードで会員制動画配信サイトを作るのが最もおすすめの手段です。
会員制動画配信サイトの開発費用相場
会員制動画配信サイトの開発費用は種類や実装する機能によって異なるので一概には言えませんが、大体の目安としては以下の表に記載した金額付近になるかと思います。
スクラッチ開発 | 100万円〜 |
---|---|
パッケージで構築 | パッケージ次第 |
WordPressで構築 | 30万円〜150万円 |
ノーコードで構築 | 30万円〜300万円 |
上記はあくまで会員制動画配信サイトの開発費用の目安ですが、追加でシステムの維持費や集客にかかる費用、改修コストがかかってくる点も考慮に入れておいた方が良いでしょう。
特に改修コストには注意が必要です。
開発後の運用になっても外部に頼りっぱなしの状態だと必要もかかりますし改修スピードも遅くなってしまうので、可能な限り内製化できる作り方が望ましいと言えるでしょう。
会員制動画配信サイトの開発費用を安く抑える方法
前章で会員制動画配信サイトの開発費用相場の目安は大まかに知れたかと思います。それでは会員制動画配信サイトの開発費用を安く抑えるにはどうすればいいのでしょうか?
結論、ノーコードでの開発がおすすめです。
サービスが軌道に乗るまではノーコードで高速に開発し素早い改修を行いながら運用保守を行い、PMFを確認できたらプロダクトをリプレイスすることで会員制動画配信サイトの開発費用を最小限に抑えることができるでしょう。
また、以下のような補助金制度を利用するのも良いでしょう。※補助金はあくまで開発費用の補助として考えておくべきです。
会員制動画配信サイトの作り方と開発費用相場|まとめ
本記事では会員制動画配信サイトの作り方から開発費用相場、開発費用を安く抑える方法について解説してきました。本記事の内容を参考に自身に合った開発方法で、思い描く会員制動画配信サイトを構築していただければと思います。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。本記事が会員制動画配信サイトの作り方と開発費用相場について知る上で少しでもあなたのお役に立てたのなら幸いです。
当ブログでは他にもシステム開発に役立つ情報を発信しているので気になる記事がないかチェックしてみてください(^^)