システム設計の学習はプログラミング学習とは異なり抽象的な事柄を理解する場面が多いため、具体的にどう学習を進めていけばいいか困惑されている方が多いことでしょう。
筆者の意見としては場数を踏むのが最適とは思いつつ、良質な本を読むことでも設計スキルを磨くことはできると考えております。
そこで本記事ではこれからシステム設計の学習を始めようと考えている方向けにおすすめの本を3冊ご紹介していきたいと思います。

目次
システム設計のおすすめ本①図解でなっとく!トラブル知らずのシステム設計
1冊目におすすめしたいシステム設計入門書は『図解でなっとく!トラブル知らずのシステム設計』になります。
本書の最大の特徴は、マンガと図解を駆使していることです。システム設計は抽象的でなかなか理解しづらい。また、教えるほうも「どのように教えればいいのかわからない」と頭を抱えることが少なくありません。だからこそ、図解が有効です。ぜひ本書でシステム方式設計の勘所をつかんでください。出典:Amazon
当書の特徴はなんといっても漫画形式でシステム設計について学ぶことができる点です。
システム設計自体が抽象的で理解しづらいものなので漫画形式での解説は初心者にも優しいフォーマットだと思います。
内容としては画面設計とDB設計の基礎についてざっと学習できる構成となっております。
以上から個人開発者やシステム設計の基本を押さえてきたいシステムエンジニアの方に当書はおすすめと言えるでしょう。
システム設計のおすすめ本②システム設計のセオリー
2冊目におすすめしたいシステム設計入門書は『システム設計のセオリー』です。
システム設計には様々な考え方があります。しかし目的は明白です。情報システムの価値を最大化するために、ユーザーと開発チームとを橋渡しして、「ビジネスの要件を正しくシステムの実装へとつなぐ」――これ以外にありません。本書はその手順を明示します。出典:Amazon
当書ではビジネスの要件を正しくシステムの実装へと繋ぐために必要となる設計業務の内容や成果物などについて丁寧に解説されてます。
また、業務プロセスからの落とし込み、画面設計・DB設計など解説されている範囲が広いため読了にはある程度時間がかかるかと思われます。
以上から業務でシステム設計に携わることとなったシステムエンジニアが本格的にシステム設計について学習し始める足がかりとして当書はおすすめと言えるでしょう。
システム設計のおすすめ本③Webを支える技術
最後におすすめしたいシステム設計入門書は『Webを支える技術』になります。
本書のテーマは,Webサービスの実践的な設計です。まずHTTPやURI,HTMLなどの仕様を歴史や設計思想を織り交ぜて解説します。そしてWebサービスにおける設計課題,たとえば望ましいURI,HTTPメソッドの使い分け,クライアントとサーバの役割分担,設計プロセスなどについて,現時点のベストプラクティスを紹介します。出典:Amazon
当書は設計主体の本とは言えないかもしれませんが、Webサービスの設計に役立つ知識が盛り沢山なので紹介させていただきました。
URIやHTTPなどWebの基本知識に不安のある方は当書でシステム設計の学習をはじめていくのがベターかと思います。
【2023年版】システム設計のおすすめ本|まとめ
- 図解でなっとく!トラブル知らずのシステム設計
- システム設計のセオリー
- Webを支える技術
システム設計の学習は基礎をしっかり理解することが何よりも大切なので、焦らずじっくり学んでいくことをおすすめします。
本記事がシステム設計のおすすめ本を知る上であなたのお役に立てたのなら幸いです。

