「ポータルサイトの作り方は？」「開発費用の相場は？」「開発費用を安くするにはどうすればいいの？」といった疑問をお持ちの方はぜひ本記事を参考にしてみてください。
本記事ではポータルサイトの構築に関する以下のトピックについて解説していきたいと思います。※約5分で中身を理解できるはずです。
- ポータルサイトの概要
- ポータルサイトの作り方
- ポータルサイトの開発費用相場
- ポータルサイトの開発費用を安く抑える方法
目次
ポータルサイトの概要
本章ではポータルサイトの作り方や開発費用について説明する前に、最低限知っておくべき前提知識について解説いたします。
ポータルサイトとは
ポータルサイトは様々なコンテンツへのリンクを集めたホームページを指します。ポータルという言葉が「玄関」や「入口」を表すことからもお分かりいただけることかと思います。
わかりやすい代表例だと「Google」や「Yahoo!Japan」などが挙げられるでしょう。
ポータルサイトの種類
ポータルサイトにはいくつか種類があり、GoogleやYahoo!などの「総合系ポータルサイト」だけではありません。大別すると以下の種類に分けることができます。
| 総合系 | GoogleやYahoo!のように膨大な種類と量の情報が掲載されているポータルサイトを指す。 |
|---|---|
| 地域系 | 地域情報配信に特化したポータルサイト。 |
| 専門系 | 特定の専門ジャンルに特化したポータルサイト。不動産系で代表的なサイトだと「SUUMO」が挙げられる。 |
| 企業系 | 社内ポータルサイトを指す。社内向けの情報を発信するためのサイト。 |
ポータルサイトに必要な機能
ポータルサイトによって必要とされる機能は当然異なりますし、実装する機能によって開発費用も大きく変動します。とはいえ、大抵のポータルサイトで必要とされる機能は似通っており以下のようなものが挙げられるでしょう。
- 会員登録機能
- ログイン・ログアウト機能
- 情報の配信・閲覧機能
- 検索機能
- 口コミ機能
- お気に入り機能
- 運営者管理画面
ポータルサイトの作り方
本章ではポータルサイトの構築を考えている人向けに、ポータルサイトの作り方とそれぞれの作り方の特徴やメリット・デメリットについてお伝えしていきたいと思います。
ポータルサイトを構築するとなった場合の選択肢としては以下が挙げられるでしょう。
- スクラッチ開発
- WordPressで構築
- ASPサービスの利用
- ノーコードで構築
①スクラッチ開発
スクラッチ開発とは、既存のパッケージなどを流用せずプログラミングを用いてポータルサイトをゼロから作り上げていく方法です。
機能面で他社と差別化したい場合や膨大なユーザーを管理する必要がある大規模なポータルサイトの構築などに適した方法といえます。
しかし、以降で紹介する方法と比べると開発期間が長くなりますし、開発費用が高くつくため予算に余裕のない方は後に紹介する方法でポータルサイトを構築するのがおすすめです。
②WordPressで構築
WordPressは世界中で広く利用されているCMSです。テーマが豊富にあり、ポータルサイトに適したテーマやプラグインも存在します。
例えば、WordPressのテーマである「GENSEN」などが挙げられるでしょう。
カスタマイズ性が低い点と改修に専門知識も必要になってくることから個人的には中途半端なイメージなので、スクラッチ開発ないし後に紹介するノーコード開発がおすすめです。
③ASPサービスの利用
ASPとは、アプリケーション・サービス・プロバイダの略で、その事業者から提供されるソフトウェアやサービスのことをASPサービスと呼びます。
ポータルサイト作成むけのASPだと、社外向けは「ヒラメキペーパー」、社内向けだと「NotePM」などが代表例として挙げられます。
カスタマイズ性が低い点やランニングコストがそこまで安くない点から個人的には中途半端なイメージなので、スクラッチ開発ないし次に紹介するノーコード開発がおすすめです。
④ノーコードで構築
ノーコードとは、ソースコード不要でWebサイトやアプリを開発できる技術です。
プログラミングなどの専門知識を必要とせず、基本的にはドラッグ＆ドロップ、テキスト入力などの直感的な操作のみでシステム開発を進められる点が特徴的と言えるでしょう。
ポータルサイトを作る上でおすすめのツールは以下となります。なお、MVP開発の際に有力な選択肢となりますし、プロダクト開発後の素早い改修が可能となることから、個人的にはノーコードでポータルサイトを作るのが最もおすすめの手段です。
ポータルサイトの開発費用相場
ポータルサイトの開発費用は実装する機能によって異なるので一概には言えませんが、大体の目安としては以下の表に記載した金額付近になるかと思います。
| スクラッチ開発 | 100万円〜1,000万円 |
|---|---|
| WordPressで構築 | 10万円〜300万円 |
| ノーコードで構築 | 10万円〜300万円 |
上記はあくまでポータルサイトの開発費用の目安ですが、追加でシステムの維持費や集客にかかる費用、改修コストがかかってくる点も考慮に入れておいた方が良いでしょう。
特に改修コストには注意が必要です。
開発後の運用になっても外部に頼りっぱなしの状態だと必要もかかりますし改修スピードも遅くなってしまうので、可能な限り内製化できる作り方が望ましいと言えるでしょう。
ポータルサイトの開発費用を安く抑える方法
前章でポータルサイトの開発費用相場の目安は大まかに知れたかと思います。それではポータルサイトの開発費用を安く抑えるにはどうすればいいのでしょうか？
結論、ノーコードでの開発がおすすめです。
サービスが軌道に乗るまではノーコードで高速に開発し素早い改修を行いながら運用保守を行い、PMFを確認できたらプロダクトをリプレイスすることでポータルサイトの開発費用を最小限に抑えることができるでしょう。
なお、社内ポータルサイトでも運用保守のしやすさからノーコードがおすすめです。
また、以下のような補助金制度を利用するのも良いでしょう。※補助金はあくまで開発費用の補助として考えておくべきです。
ポータルサイトの作り方と開発費用相場【まとめ】
本記事ではポータルサイトの作り方から開発費用相場、開発費用を安く抑える方法について解説してきました。本記事の内容を参考に自身に合った開発方法で、思い描くポータルサイトを構築していただければと思います。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。本記事がポータルサイトの作り方と開発費用相場について知る上で少しでもあなたのお役に立てたのなら幸いです。
当ブログでは他にもシステム開発に役立つ情報を発信しているので気になる記事がないかチェックしてみてください(^^)
