アプリケーションの開発には、プログラミングの知識や技術が必要だと思っている方が多いのではないでしょうか。これらの専門的なスキルを必要とせずにアプリケーションを開発できるツールとして、ノーコードがあります。
ノーコードとは、決められたプログラムを使用せずに、アプリケーションやWebサービスなどのシステムを開発できるサービスです。
Amazon Web Service(以下、AWS)では、Honeycodeというノーコード開発サービスを提供しています。さまざまな機能が搭載されているため、初心者でも簡単にアプリケーションを開発可能です。
本記事では、Amazon Honeycode(以下、Honeycode)の特徴と魅力をご紹介します。ノーコード開発を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
Amazon Honeycodeの概要
本章では、Honeycodeの概要について解説します。ノーコード開発を検討している方は参考にしてください。
Amazon Honeycodeとは
Honeycodeとは、AWSが提供するノーコードツールです。コードを記述せずに、ウェブまたはモバイルで簡単にアプリケーションを作成できます。
初心者でも簡単に開発できるため、開発者へカスタムアプリケーション作成を依頼する手間やコストの軽減が可能です。
Amazon Honeycodeの特徴
Honeycodeは、To-Doリストや在庫管理システム、イベントのスケジューリングなどができるという特徴があります。
小さなチーム向けのタスク追跡やTo-Doリストだけでなく、複数のチームで利用する管理システムなどの、アプリケーション作成が可能です。通知やリマインドなどのアクションを実行するオートメーション機能も組み込めます。
また、Honeycodeには、多くの組み込み関数も含まれており、ExcelやGoogleなど既存のスプレッドシートでも用いられている関数だけでなく、独自の関数も利用可能です。
また、作成したアプリケーションはチームメンバーと共有できます。管理権限の付与を選択でき、ユーザーごとの権限を絞れるため、安全性の強化が可能です。
Amazon Honeycodeの魅力
本章ではHoneycodeの魅力をご紹介します。Honeycode特有の利点も記載していますので、導入を検討している方は必見です。
無料で試せる
Honeycodeはほとんどの機能を無料でお試しできます。料金プランはBASIC・PLUS・PROの3種類あり、BASICが無料プランです。
料金プランのランクが上がると、データ容量や共有可能人数が増えます。
BASICプランの共有人数は最大20人、ワークブック1冊あたりの容量は2500行です。少人数のチームであれば、BASICプランでも十分に活用できます。
無料プランと有料プランでは機能に大きな差がないため、共有人数やワークブックの容量を増やしたい時に、有料プランを検討しましょう。
プログラミング知識が不要
Honeycodeでは、複雑なプログラミングの知識や技術が無くても、アプリケーション開発ができます。通常の開発に必要なデータベースの構築も不要です。
ノーコードでの開発は、コードを記述する技術やプログラミング言語の修得、外部エンジニアへの発注依頼などにかかる時間やコストを削減できます。
プログラミング知識が不要なため、開発からリリースまでの時間短縮に貢献できる点がHoneycodeの大きな魅力と言えるでしょう。
テンプレートを使用できる
Honeycodeには、すぐに使える一般的なアプリケーションテンプレートが多数あります。テンプレートは自由にカスタマイズでき、すぐに利用可能です。
もちろん、テンプレートを使用せずにアプリケーションを開発できます。初めて使う場合は、テンプレートからアプリケーションを作成して、どのようなことができるか体験してみましょう。
更新の反映が早い
Honeycodeでは、アプリケーションを組み立てるビルダーと、スプレッドシート形式のデータベースであるテーブルが連携しているため、更新の反映が即座に行われます。
共有したアプリケーションはリアルタイムで訂正でき、画面更新や再ログインをする手間が省けるため、ストレスなく作業可能です。
また、ビルダーには4種類のレイアウト画面が含まれており、ウェブおよびモバイルのどちらにも備わっています。これらはリンクしているため、変更の反映が瞬時に行われ、スピーディーです。
レイアウトのリンクは解除できるため、Honeycodeではウェブとモバイルで区別したい場合にも簡単に対応できます。
どこでも編集できる
Honeycodeはウェブだけでなく、モバイルデバイスでも編集できます。スマートフォンとインターネット環境が整っていれば、どこにいても編集が可能です。スマートフォンで使用するために、Honeycode専用のアプリをインストールしましょう。
モバイルでノーコード開発ができるツールは少ないため、ウェブとモバイルのどちらからもアプリケーション開発および編集できる点は、Honeycodeの魅力です。
Amazon Honeycodeとは?|まとめ
Honeycodeは、ノーコードでアプリケーションを開発できるため、特別な知識や技術が必要なく、初心者でも簡単にできます。
チームメンバー間での共有が簡単にできるのも利点です。在庫管理やイベントのスケジューリング、To-Doリストなどを、簡単にウェブまたはモバイルで管理できるようになれば、チームの生産性も向上します。
ウェブとモバイルのどちらからも利用できるため、スマートフォンとインターネット環境があれば、どこにいてもアプリケーションの開発や使用が可能です。
ほとんどの機能は無料でお試しできるので、ノーコードでのアプリケーションやウェブサービスなどの開発を検討している方は、Honeycodeで開発してみましょう。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。当ブログでは他にもノーコードや業務効率化に関する記事を公開しているので気になる記事がないかチェックしていただけると幸いです。
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