本記事ではエンジニアがマーケティングスキルを身につける上で役立つおすすめの本を厳選して5冊ご紹介いたします。
目次
マーケティングとは?
マーケティング(英: marketing)とは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。出典:Wikipedia
マーケティングの(活動)種類はざっくり以下のように分類することができます。
市場調査 | 顧客が求めている商品やサービスを知るための活動。 |
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広告宣伝 | 作った商品やサービスを知ってもらうための活動。 |
効果検証 | 上記活動の効果を検証する活動。 |
要するにマーケティングとは「顧客が求める商品やサービスを知るための”市場調査”、情報を届けるための”広告宣伝”、顧客への”効果検証”」を包括した概念と言えるでしょう。
【エンジニア向け】マーケティング学習におすすめの本5選
それでは本題であるエンジニアにおすすめのマーケティング本を紹介していきます。
マーケティング本①ドリルを売るには穴を売れ
1冊目におすすめしたいマーケティング本は『ドリルを売るには穴を売れ』になります。
モノを売るすべての人に向けたマーケティングの入門書です。(中略)本書では「価値」を切り口にして、売り方の基本を「あなたは何を売っているのか(ベネフィット)」、「誰に売っているのか(ターゲティング)」、「あなたの商品でなければならない理由はなにか(差別化)」「その価値をどうやって届けるのか(4P)」という流れに沿って解説していきます。出典:Amazon
タイトルを見て「なんのこっちゃ?」と思われた方は当書からマーケティングの学習を始めるのが最適だと言えるでしょう。
当書ではマーケティングの基礎とも言える「ベネフィット、ターゲティング、差別化、4P」の4つの理論についてストーリーや実例をもとにわかりやすく解説されております。
「マーケティングの基礎から理解したいが堅苦しい本はごめんだ」という方は当書を手に取ってみてはいかがでしょうか?
マーケティング本②コトラーのマーケティング・コンセプト
2冊目におすすめしたい本は『コトラーのマーケティング・コンセプト』となります。
ビジネスパーソンがいちばん読みたかった「コトラー」マーケティング界の重鎮、フィリップ・コトラーが80のマーケティング・コンセプトを取り上げ、ビジネスの現場で役立つ発想法を伝授。これまでにないコトラーの魅力が満載された、刺激的な1冊。出典:Amazon
マーケティングをかじった方であればコトラーの名を耳にしたことがあるでしょう。
コトラーの本というと分厚くて敷居が高いというイメージを持たれる方もいるかと思いますが、当書は一般の方でも読みやすいように改良されているのでその心配はいりません。
当書ではマーケティングの重要なコンセプトについて具体例を用いてわかりやすく解説されているため、実際のビジネスと比較しつつ内容を取り入れやすい構成となっております。
「マーケティングの基礎を信頼できる書籍で学びたい」という方におすすめです。
マーケティング本③USJを劇的に変えた、たった1つの考え方
3冊目におすすめしたい本は『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』です。
USJはなぜ復活し、大成功をおさめることができたのか? なぜ次から次へと新しいアイデアが出てきて、なぜやることなすこと上手くいくようになったのか? その秘密は、たった1つのことに集約されます。USJは、「マーケティング」を重視する企業になって、劇的に変わったのです。出典:Amazon
当書ではUSJの復活劇を通じてマーケティングについて学習することができます。
当書を読むことで「USJがどのようにして復活できたのか?どうして成功できたのか?」その復活の大きな要因であるマーケティングの重要性を肌で感じることができるでしょう。
当書は普通に読み物としても面白いので、個人的には他の書籍と一緒にでも購入する価値がある一冊だと思います(^^)
マーケティング本④沈黙のWebマーケティング
4冊目におすすめしたいマーケティング本は『沈黙のWebマーケティング』になります。
本書は、初心者の方にもわかりやすいよう、Webマーケッター「ボーン・片桐」が活躍するマンガ風のストーリーと、理解を深めるための解説記事を交えた構成になっています。出典:Amazon
当書はWebマーケティングの基本について漫画形式でわかりやすく解説した書籍です。
「Webを通し商品やサービスの価値を顧客にどのように届けるか」その導線作りの真髄を当書を読むことで知ることができるでしょう。
「マーケティングの中でも特にWebマーケティングに興味がある」という方が最初に手に取る書籍として個人的には最もおすすめです。
マーケティング本⑤マーケット感覚を身につけよう
5冊目におすすめしたいマーケティング本は『マーケット感覚を身につけよう』です。
いたる所で市場化が進み、不確実性が高まるこれからの社会では、英語力や資格などの個別のスキルよりも、「何を学ぶべきか?」「自分は何を売りにすべきか?」という「本質的な価値」を見抜く、一段上のレベルの能力が必要になります。その力を、本書では「マーケット感覚」と命名しています。出典:Amazon
当書を読むことで「社会の動きがこれからどうなるのか?今ヒットするのはどんなものか?」などのマーケット感覚が鍛えられます。
マーケット感覚を身につけると市場に評価される方法など人生をより豊かにする方法を知れるので、マーケティングに興味のない方でも読んでおくべき一冊だと個人的には思います。
エンジニア視点で言うなら市場の理解が必要となる個人開発者や新規事業の立ち上げに興味のある方に特におすすめしたい一冊です。
エンジニアがマーケティングスキルを身につけるべき理由について
前章でエンジニア向けにマーケティングスキルの習得に役立つ本を紹介しましたが、気になった本は見つかったでしょうか?
自分に合いそうな本が見つかりましたら是非手に取って読んでみてください(^^)
本章ではエンジニアがマーケティングスキルを身につけるべき理由について私なりの見解をお伝えしておこうと思います。
理由①エンジニアなら効率よくデータ分析ができるから
エンジニアは他の職種と比べてデータの扱いが上手なことから、マーケティング時にもその能力を遺憾なく発揮することができます。
ビッグデータを効率的に活用してビジネスに活かすことができるエンジニアはマーケティングのみを担当している人と比べて遥かにレベルの高いデータ分析を行えるというわけです。
また、マーケターの方とのコミュニケーションが円滑になることから開発しているサービスが成功する可能性も高まると言えます。
理由②顧客ニーズに沿ったサービスを提供できるから
マーケティングスキルを身につけると顧客の課題に早く気づくことができます。
それがエンジニアであれば顧客の課題をすぐにサービスに反映させる技術力を持ち合わせているので、早いサイクルでサービスの品質が高まっていくと言えるでしょう。
マーケティングスキルを身につけたエンジニアならビジネス観点も踏まえた上でのPDCAサイクルを高速に回せるというわけです。
マーケティングスキル習得におすすめの本|まとめ
さて、本記事ではマーケティングの定義からおすすめ本、エンジニアが身につけるべきスキルである理由について解説してきました。
あとはマーケティングスキルを身につけるべく本を手に取り、普段の業務に取り入れて実践してみてください。本記事がマーケティングスキルを習得したいエンジニアのお役に立てたのなら幸いです。