FlaskはPythonのフレームワークで、軽量かつシンプルという特徴を持ちます。本記事ではそんなFlaskのおすすめ本を厳選して5冊ご紹介していきたいと思います。
目次
【2023年版】Flaskのおすすめ本5選
本章では早速ではありますが、Flaskのおすすめ本を紹介していきたいと思います。
おすすめ本①Python FlaskによるWebアプリ開発入門
1冊目におすすめしたい本は『Python FlaskによるWebアプリ開発入門』です。
Pythonのフレームワーク「Flask」によるWebアプリ開発の入門書です。まずは、最小のアプリの作成から始め、問い合わせフォーム、データベースを使ったアプリ、認証機能と段階的に作成しながら、Flaskによるアプリ開発の基礎を習得します。その後、画像データ(写真)から物体を判別する物体検知アプリを作成しながら実践的なアプリの作り方、その機能をWeb API化する方法について解説します。出典:Amazon
当書はFlaskによるWebアプリ開発の入門書で、サンプルに習い、手を動かすことで基本的なWebアプリを開発できるようになるはずです。
執筆時点でFlaskによるアプリ開発の基礎を体系的に学ぶなら当書が最もおすすめです。
しかし、分量が多い点と機械学習分野にまで踏み込んで解説されている点が初心者からするとオーバーな学習となってしまう恐れもあるため「とにかく挫折せずFlaskを習得したい」という方には次に紹介する書籍をおすすめしたいと思います。
おすすめ本②Flaskで学ぶWebアプリケーションのしくみとつくり方
2冊目のおすすめ本は『Flaskで学ぶWebアプリケーションのしくみとつくり方』です。
もし、あなたが「Python」と「JavaScript」の基本的な使い方がわかっているなら、覚えるべき知識は実はそんなに膨大ではないかも知れません。そう、多分、この本一冊だけで済むはずですよ。本書では、次のような技術について簡潔にまとめて説明をしていきます。サーバーサイドの開発としてHTTPServerとFlask。フロントエンドの開発としてBootstrapとVue.js。データベース開発としてSQLite3とSQLAlchemy。出典:Amazon
当書ではFlaskを使った超基本的なWebアプリをハンズオン形式で開発していくという流れで学習を進めていくことになります。
実用性には正直欠けますが、「Flaskを利用してアイデアをとにかく形にしてみたい」といった用途には十分な内容かと思います。
以上から、挫折することなくとりあえずFlaskを使った簡単なWebアプリを開発してみたいという方に当書はおすすめと言えるでしょう。
とはいえ、当書の内容のみでは実際の開発現場では不十分なので更なる学習は必須です。
おすすめ本③動かして学ぶ!Pythonサーバレスアプリ開発入門
3冊目におすすめしたい本は『動かして学ぶ!Pythonサーバレスアプリ開発入門』です。
本書は、Pythonによるサーバレスアプリケーションの作成を通じて、サーバレスアプリケーション開発に必要な知識を解説した書籍です。サーバレスアプリケーション開発の基本から様々な日次処理まで丁寧に解説しています。出典:Amazon
当書ではPythonによるサーバレスアプリケーションの作成を通じて、Python(Flask)の基礎とAWSのサーバレス関連サービスの使い方ついて学習することができます。
Flaskを使ったWebアプリを開発するだけでなくモダンなインフラにデプロイしたいと考えている方には最適な一冊と言えるでしょう。
逆にいえば、インフラの知識を既に有している方やFlaskの基礎を押さえている方は個別の書籍で学習した方が効率的かとも思います。
おすすめ本④Flask Webアプリ開発実装ハンドブック
4冊目のおすすめ本は『Flask Webアプリ開発実装ハンドブック』となります。
Python用のWebアプリ用のマイクロフレームワーク「Flask」によるWebアプリ開発を学習するための解説書です。最小限の機能に絞ることで処理がわかりやすくコードの学習に最適です。出典:Amazon
当書ではFlaskの基本的な使い方からデータベースとの連携やユーザー認証周りなどアプリ開発でよく利用する機能についてわかりやすく解説されております。
また、サンプルプログラムをダウンロードすることができるので自身のプログラムとのdiffを確認しながら学習することが可能です。
おすすめ本⑤Flask本格入門
5冊目のおすすめ本は『Flask本格入門』です。
本書は、Flaskの最新のバージョン2.3.2に対応し、1章~8章までで「ルーティングの基礎」「データ操作の方法」「Formの活用方法」など基本的なことが学べます。また、9章以降で実際にアプリを作成して、マイクロフレームであるFlaskを活用したWebアプリケーション開発の一連の流れが学べます。出典:Amazon
当書ではFlaskの基本的な使い方から実際にWebアプリを開発していく中でFlaskによる開発の一連の流れを知ることができます。Flaskの機能について体系的にまとまっているので、Flaskを網羅的に学びたい人におすすめの書籍です。
【参考】Flaskなら学習コストが低く汎化させやすい

PythonのフレームワークというとDjangoが有名でシェアも多いですが、個人的には先に学習するならFlaskからがおすすめです。というのも、Flaskなら学習コストがDjangoと比べても低いですし、Flaskの学習内容がそのままDjangoを利用する際も活きるからです。
また、最近はSPAの開発が多くなってきており、バックエンドはシンプルな設計のAPI開発が主流になりつつあるといった流れもFlask学習を推す一要因でもあります。

FlaskとDjangoの比較は上の記事で行っているので興味のある方は覗いてみてください。
【2023年版】Flaskのおすすめ本|まとめ

ここまでFlaskのおすすめ本を紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
本記事で紹介したFlaskのおすすめ本を手に取り、実際に手を動かしながらWebアプリの開発に挑戦してみてください。
本記事がFlaskの良書を知る上で少しでもあなたのお役に立てたのなら幸いです(^^)



