「makeshopのメリット、デメリットを知りたい」「makeshopの実際の評判を知りたい」と考えている方はいませんか?
makeshopは、多くの機能を備えたネットショップ構築サービスです。本記事では、そんなmakeshopの概要からメリデメ、評判、活用事例について解説いたします。


目次
makeshopの概要

makeshopは、GMOメイクショップ株式会社が提供するネットショップ構築サービスです。2021年時点で、導入店舗数は11,000点以上にも及びます。
また、年間流通額(makeshopで構築されたネットショップの年間取引額)が3,055億円を超え、11年連続で業界No.1の年間流通額を獲得しています。
ネット通販を始めるとすると、1番手軽な方法はAmazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手ECモールへ出店することです。大手ECモールであれば、ネット通販を行うにあたって必要な販売機能や販売促進などのメルマガ配信、定期配信、会員管理といった機能も幅広く備えられているからです。
ただその一方で、モール内の競争は激しく、定期的に売り上げを上げるためには、費用を使い広告を出すなどの対策が必要となります。
また、デザインやレイアウトに制限があるため、他の店舗と差別化をしたり、自社のブランドイメージに合わせたりすることができない場合が多いと言えるでしょう。
そのため、企業として独自にネットショップを開設したいと考えたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。このようなときに役立つのが今回紹介するmakeshopです。
他にもネットショップを構築するサービスがあるなか、makeshopが選ばれている理由は、圧倒的な機能数やコストパフォーマンス、カスタマイズ性に優れていることです。
ショップデザインのテンプレートも多く、HTMLやCSSを使って独自のショップを構築することが可能です。そのため、自社独自のネットショップを構築することができるでしょう。
情報セキュリティ管理のグローバル・スタンダード基準であるISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の国際企画「ISO/IEC27001:2013」や「JIS Q 27001:2014」を取得しており、セキュリティ面も安心です。
ただし、機能が多かったりHTMLやCSSの知識、スキルが必要な場合があり、使いこなせない可能性もあります。メリット、デメリットは後ほど詳しく解説します。
makeshopの料金プラン

makeshopの料金プランは、プレミアムプランとmakeshopエンタープライズの2種類があります。makeshopの1つの特徴は、販売手数料や売上手数料がかからないことです。
一般的なネットショップ構築サービスやECモールの場合は「売上に対する〇%」「1点当たり〇円」などの販売手数料がかかります。
そのため、販売数が多い場合は他のサービスを利用するよりも、費用を抑えられる可能性があるでしょう。プラン料金は下記の通りです。
プレミアムプラン | makeshopエンタープライズ | |
月額プラン料金 | 12,100円 | 55,000円 |
初期費用 | 11,000円 | 110,000円~ |
MakeShopペイメント | 月額費用:1,100円 決済手数料:3.19%~ | 月額費用:0円 決済手数料:3.14%~ |
プレミアムプランの場合は、商品登録数は10,000点、スタッフアカウント数は5アカウント~となります。makeshopエンタープライズは、商品登録数は50,000点、スタッフアカウント数は10アカウント~となります。
また、使える機能にも差があるので詳細はmakeshopのホームページをご確認ください。
なお、プレミアムプランの場合は、下記2種類の割引もあります。
- 長期契約割引:長期契約をし、一括で料金を支払うと最大月額プラン料金15%割引(24ヵ月契約の場合、月額プラン料金9,350円)
- 複数店舗割引キャンペーン:同一名義でmakeshopを複数契約すると、2店舗目以降の初期費用11,000円が無料
makeshopのメリット

それでは、さらに詳しくmakeshopのメリットを5つの切り口で紹介いたします。
①機能が豊富
1つ目は、機能が豊富であること。
makeshopは、業界No.1の651機能あります。とくに、集客や販売を促進する機能は断トツで多く、次の節で詳しく解説します。
ネットショップを運営する機能も多く備えています。例えば、複数人で管理を行うための副管理者アカウント機能や在庫管理により販売機会のロスを防ぐ、在庫アラートメール機能。
決済方法も、銀行振込や代引きはもちろん、各種クレジット決済、Amazon Pay、楽天ペイ、PayPay、LINE Payなどさまざまな方法に対応しています。そのため、顧客の望む支払い方法がないことにより買い物を辞めてしまうことを防ぐことができるでしょう。
SEO対策機能も備わっており、タイトルやメタディスクリプション、キーワード、URLは簡単に設定できます。また、サイトマップやパンくずリストは自動生成されます。
②販売促進機能が豊富
2つ目は、集客や販売を促進する機能が豊富であることです。
ネットショップは売り上げを上げるための手段であり、作って終わりではありません。
makeshopは他のネットショップ構築サービスに比べ、集客や販売を促進する機能が多く、導入企業で平均売り上げ136%アップという実績を残しています。
例えば、InstagramやTwitterなどのSNSと連携させる機能がついているので、集客に役立てることができます。会員制機能やポイント付与機能を上手に使うことで、顧客の囲い込みができるでしょう。またクーポンやセット割引、まとめ買い割引も設定できます。
メール配信機能も、ステップメール配信、自動返信メール、一斉メール配信など様々です。
サイズや色など、商品に選択肢を加えて販売できるバリエーション機能は、アパレル系企業には嬉しい機能でしょう。他にも、レビューをつける機能や、定期購入、再入荷のお知らせ、あと○円で送料無料機能などがあります。
売り上げ分析機能も優れています。
商品ごとの売上の合計額や注文件数順、購入者の属性(都道府県や性別、会員・非会員、決済方法など)、売れ筋商品のリストアップなど多くの分析ができます。
③テンプレートが豊富
3つ目は、デザインテンプレートが豊富であることです。
makeshopでは、173種類のデザインテンプレートが用意されており、自由に活用することができます。このテンプレートを活用することにより、HTMLやCSSの知識、スキルがなくてもネットショップを構築可能です。
また、開設までの時間や手間を省くことにもつながるでしょう。
カラーバリエーションも豊富で、写真や文字サイズの変更も直感的にできます。
独自のデザインを作りたい場合は、カスタマイズテンプレートを使うのもよいでしょう。スライドショーをつけることもでき、ページのレイアウトや商品の配置の仕方などを変えられます。商品のカテゴリー画面は36種類のパターンがあり、商品詳細ページは14種類。
おススメ商品や新商品の表示、注文確認画面、完了画面のレイアウトも変更できます。
④カスタマイズできる
4つ目は、カスタマイズできることです。
デザインテンプレートも用意されていますが、HTMLやCSSの知識、スキルがあれば、さらに自由にショップのデザインを変更することが可能。
独自のショップデザインは、他のショップとの差別化はもちろん、企業のブランディングにもつながります。
また、ユーザーにとって使いやすいショップレイアウトを構築できるでしょう。
さらにデザインだけではなく、機能のカスタマイズもできます。makeshopではオプション機能があり、必要に応じて追加しカスタマイズが可能です。
例えば、BtoB向けの卸販売や取引先別に価格や送料の設定、ポイントを付与、商品ぺージに資料請求フォームを付けるなどがオプションで追加することができます。
また、WordPressと連携させるオプションもあり、独自ドメインのサイトにすることでSEO効果も期待できます。WordPressでお役立ち情報や商品紹介の記事を作成することで、集客や購入促進につながるでしょう。
⑤サポートが充実している
5つ目は、サポートが充実していることです。
どんなに機能があっても、カスタマイズができても、使いこなせなければ意味がありません。makeshopでは、電話やメールでのサポートはもちろん、質問掲示板や技術・デザイン質問掲示板、無料セミナーなどのサポートが受けられます。
makeshopのカスタマーサポートの約8割が通販検定を持っており、質も非常に高いと評判です。また、無料セミナーでは、操作方法だけではなく、SNS対策や集客のコツなどネットショップを成功するためのノウハウを学ぶことができます。
もちろん、オンラインマニュアルやチャットボットなどによるサポートも充実。プレミアムプランの場合は、導入から2ヵ月間専任アドバイザーによる無料サポートが受けられます。
そのため、操作が分からずネットショップの開設が遅くなってしまうことはないでしょう。
makeshopのデメリット

メリットがある一方で、デメリットも存在します。本書ではmakeshopのデメリットを以下の3つの切り口で紹介いたします。
①多機能な分、知識やスキルが求められる
1つ目は、多機能な分、知識やスキルが求められること。
機能を使いこなすためには、やはり知識やスキルが必要になります。もちろん、全ての機能を使わなくてもネットショップの運営はできます。
しかし、知識やスキルがない方、初心者の方からすると「何から始めればよいかわからない」と負担に感じることもあるでしょう。
また、何かしたいことができたとき、その都度調べて設定をしなければなりません。
ネットショップ運営の経験がある方は、感覚的に理解することができる場合もありますが、そうでなければ勉強をする必要があります。
ただ、先ほどもお伝えをした通り、makeshopではサポートが充実しているので、上手に活用するとよいでしょう。
②料金が高い
2つ目は、料金が高いことです。
他のネットショップ構築サービスと比べ月額の利用料が特別高いわけではありませんが、オプションなどを追加していくと、費用は増加します。
機能を使いこなせなかったり、それほどの販売量を見込んでいない場合は、コストパフォーマンスが悪いと感じることがあるでしょう。また初期費用がかかるため「試しにネットショップを作ってみたい」と考えている場合は、合わないかもしれません。
ただし、料金プランでも紹介をしましたが、makeshopでは販売手数料がかかりません。
そのため、ある程度の販売量を想定している場合であれば、決して料金が高すぎるということはないと言えるでしょう。
③商品画像の容量が少ない
3つ目は、商品画像の保存容量が少ないことです。
makeshopでは画像の容量が100MBで、もし1枚100KBであれば1,000枚までしか登録できません。商品を販売するために「キレイな画像にしたい」と考えると、1枚当たりの画像容量も増えてしまいます。
makeshopの評判

これまでmakeshopの概要やメリット、デメリットを解説しました。実際に活用している方の評判が気になるのではないでしょうか。
本章ではmakeshopのよい口コミと悪い口コミにわけて紹介していきたいと思います。
makeshopのよい口コミ
まず、よい口コミです。
機能が充実している点や、デザインの自由度、カスタマイズ性、カスタマーサポートがよいなどの口コミが多くありました。
様々な機能が標準搭載されており、会員特典や、ポイント機能など、やりたい事を容易に実現させることができる。また、決済方法も充実しており、お客様に対して、たくさんの選択肢をご提案することができるので、とても有り難いと思っております。
設定等も簡単で細かい設定ができます。また、メールのやりとりもテンプレートが使えますし、注文内容の修正なども、対応可能で、実務に合わせて柔軟な対応ができます。カスタマーサポートも充実していて柔軟に対応してくれます。
ショップのデザインを自由に作ることができるので、ショップのイメージにあったデザインを作ることができ、売り上げもアップしました。
クリエイターモードでは、cssやjavaも使えるので大幅なカスタマイズが可能。
サポートが丁寧(サポートチームの方の知識も豊富なので困ったことには小さなことでもお答えいただける)。
makeshopの悪い口コミ
次に、悪い口コミです。
悪い口コミ自体は多くありませんでしたが、費用の面に関するものがありました。
標準搭載の機能は多いですが、その反面使わない機能も多い。機能の存在を知らなかったら永久に使用しないような機能も多いような気がします。
月額50,000円~の高機能プランは、月間で高額売上げを見込める大規模ショップでないと、費用対効果が低くなる可能性があります。
機能面の不満はありませんが、追加オプション等の料金が安いと嬉しいです。(基本サービスが月額10,000円と安いのですが・・・)
makeshopの活用事例

最後に、makeshopの活用事例5選を紹介します。
磯丸水産 お届けグルメショップ

磯丸水産 お届けグルメショップは、「鳥良商店」「磯丸水産」などの居酒屋を運営するSFPホールディングス株式会社が展開するネットショップです。
ネットショップを作るにあたり、何社か検討した結果、コスト面や使い勝手のよさ、またトライアル期間中のサポートの丁寧さに魅力を感じmakeshopの利用をしています。
MSI ストア

MSIストアは、キヤノンマーケティングジャパン株式会社が運営するパソコンやその周辺機器の販売を行っているネットショップ。
ネットショップの運営に必要な機能がそろっており、管理画面の操作もシンプルで運用しやすい点に魅力を感じています。
商品オプション選択機能や再入荷お知らせメール機能を上手に使い成果を上げています。
大塚家具

ヤマダデンキが運営する家具量販店である大塚家具のショッピングサイトもmakeshopで構築されています。
大塚家具は、多くの商品を販売しておりますが、makeshopであれば問題ありません。
また、公式ページはWordPressで作成し、その直下にmakeshopで作ったネットショップを組み込みSEOなどの対策をしています。
ABEMA Shopping

買えるABEMA Shoppingは、AbemaTV内で紹介された商品を販売するネットショップ。
話題になると、ネットショップへのアクセスが急激に増え、サーバーがダウンする可能性があります。makeshopはサーバー事業を行っているGMOグループであることに魅力を感じ、安心して利用しています。
HUB

HUBは、イギリス風パブチェーンのHUBと82ALE HOUSEを運営する会社です。
サイト運用の使い勝手はもちろん、決済コストの有利性や拡張性、集客サービスの拡張性に魅力を感じ、makeshopを活用しています。
makeshopとは?デメリットや評判、事例|まとめ

ここまで、makeshopの概要からメリット、デメリット、口コミを含めた評判、活用事例を解説してきました。
makeshopは、多機能であり、特に集客、販売を促進する機能を多く備えています。
またデザインテンプレートも充実しており、カスタマイズができるため、自社独自のネットショップを構築することができるでしょう。サポートが充実していることも魅力です。
無料お試しもあるので、気になる方は、お試しから始めるのはいかがでしょうか。
本記事がmakeshopでネットショップを開設・運用しようと考えている方のお役に少しでも立てたのなら幸いです。ではっ!

