これからノーコードツール”Bubble”について学習される方やツールの導入を検討している企業担当者の中には以下のような疑問や考えを持つ方が少なくないでしょう。
- Bubbleを利用してどういったアプリを開発できるのか?
- ノーコードツールじゃ大したアプリが作れないんじゃないの?
ノーコード開発を行う上で成果物のイメージをしておくことは重要なことと言えます。
そこで本記事ではBubbleを用いた開発事例を厳選して7つ紹介していきたいと思います。
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Bubbleを利用したマッチングアプリの開発事例2選
本章ではBubbleを利用したマッチングアプリの開発事例を2つご紹介していきます。
開発事例①Kitene<Twitter特化型人材マッチングアプリ>
Kiteneはシースリーレーヴ株式会社が提供する、Twitterを使った簡単募集サービスです。
本サービスもノーコードツール「Bubble」で開発を行いました。開発期間わずか1ヶ月、開発人数3名という低コスト、ハイスピードでありながらシステム開発に劣らないクオリティを実現しました。出典:PRTIMES
当アプリはBubbleで開発されたものであり、上記の出典によると開発期間はわずか1ヶ月であり、開発人数は3名のみだったとのこと。
フルスクラッチで0からプログラミング開発するとなると厳しいコスト感とスピード感だと思うのでBubbleの生産性の高さを感じられます。
全機能、無料で利用可能なのでノーコードでできることの幅広さを体験してみてください。
ノーコードツールBubbleを利用して開発期間1ヶ月、開発人数3名で開発。
開発事例②Reachr<企業とインフルエンサーのマッチングアプリ>
Reachrは、インフルエンサーと企業をマッチングさせ、コラボレーションによるマーケティングを推進するためのプラットフォームです。
Why did you build your app on Bubble?
Because Bubble is awesome! The no-code platform allows me to easily add features and take the platform in a multitude of directions. Debugging is a complete breeze and designing is extremely flexible. Thanks to Bubble, I have been able to execute my vision for Reachr without too many limitations. I would recommend Bubble any day of the week. 出典:Bubble公式ブログ
アプリの開発にBubbleを採用した理由として、開発者は以下の3つを挙げております。
- 機能を簡単に実装できる
- 柔軟な設計・開発ができる
- デバッグが簡単にできる
これらのノーコードツールの優位性により、短期開発と収益化に成功したとのことです。
インタビュー記事はこちらにあるので、気になる方はチェックしてみてください。
ノーコードツールの優位性により、短期開発と収益化に成功した。
Bubbleを利用したスマホアプリの開発事例2選
本章ではBubbleを利用したスマホアプリの開発事例を2つご紹介していきます。
開発事例③Qoins<借金返済管理アプリ>
Qoinsは、借金返済を管理し経済的自由に向けたサポートをしてくれるアプリです。
Why did you build your app on Bubble?
Bubble has allowed us to test our initial concept and iterate quickly, and it’s scaled with us even better than we originally imagined. As Qoins has grown, we’ve continued to use Bubble throughout major parts of our business, as it has helped us accomplish things that we’d typically need a larger team of developers to maintain. 出典:Bubble公式ブログ
少人数の開発メンバーにて迅速なプロトタイプの開発と反復的な改修によりサービスをスケーリングすることができたとのこと。
金融システムですらBubbleを用いて開発されていることに個人的には驚きました・・・。
Bubbleではセキュリティに重きを置いて様々な対策が施されているので、金融サービスの開発も可能になったのだと思います。
Bubbleではセキュリティに対する専用ページが用意されているので、ビジネスで利用する際は一読しておくことをおすすめします。
Bubbleではセキュリティに重きを置いて様々な対策が施されている。
開発事例④twinq<Twitter二択画像投票アプリ>
twinqは、写真を用いて二択の質問を作成できる投票サービスになります。
今回リリースした「ツインク」に関しては、より実現性の高いWebサービス専用のBubbleを弊社でスマホアプリ用にリリース致しました。動作やプッシュ通知などの機能も問題なく、スマホアプリとしても十分に通用することを検証済みです。BubbleでWebサービスもネイティブアプリもリリースされたい企業様においても、当開発実績でご相談可能となります。出典:PRTIMES Bubbleを使用した最大の理由
BubbleではWebだけでなくネイティブ機能を用いたスマホアプリの開発も可能です。
アプリストアから無料でダウンロードできるので、試しにダウンロードして使用感を試してみるのが良いかと思います(^^)
※なお、同記事に記載がありますが、Bubbleでは加速度センサーやApple・Googleの内部決済機能を実現することができません。
BubbleではWebだけでなくネイティブ機能を用いたスマホアプリの開発も可能。
Bubbleを利用したその他のアプリ開発事例3選
本章ではBubbleを利用したその他アプリの開発事例を3つご紹介していきます。
開発事例⑤ブラリノ<結婚式の準備アプリ>
ブラリノは、オンライン上で招待状を作成でき、結婚式の準備を一括管理できるサービス。
招待状作成やご祝儀などをWebで済ませる!結婚式の準備が“無料”でできる「ブラリノ」、ノーコードツール「Bubble」開発での日本初の売却事例に。出典:NEWSCAST
ブラリノはBubbleで開発されたサービスとしては日本初の売却事例となります。
ノーコードの可能性を感じる事例です。
私も世の中のためになるサービスを開発して売却を経験してみたい・・・(修行だ)
ノーコードツールBubbleで開発されたサービスとしては日本初の売却事例。
開発事例⑥LIBRIS<本屋・ブックカフェの検索アプリ>
LIBRISは、本屋やブックカフェの検索サイト。
こちらの記事にサービスの概要からLIBRIS代表の大道さんによるNoCodeとの出会いや採用に至った経緯などについて語られています。
非エンジニアの方がノーコードツールを活用し、事業で成功を収めた好例かと思い今回取り上げさせていただきました(^^)
非エンジニアでも努力次第でノーコードを用いた事業開発ができるようになる。
開発事例⑦Beelango<言語学習e-learningアプリ>
Beelangoは、言語学習e-learningアプリです。
Beelango utilizes a unique method of language learning. It took the Beelango team 7 years of research in order to perfect the method, with their first iteration attracting more than 70,000 users. The app is an LMS (learning management system) on which Beelango put its language courses, integrating Storyline 360 interactions. Currently, they have developed more than 60 different types of activities and exercises that are served to their users. 出典:Bubble公式ブログ
Beelangoはユーザー数7万人を超える巨大サービスです。成功を収めた海外事例として今回取り上げております。
この事例はBubbleが多くのユーザー数を抱えるサービスでも問題なく運用できることを表していると言えるでしょう。
Bubbleは、多くのユーザーを抱える巨大サービスでも通用する。
【注意点】Bubbleを用いたアプリ開発の限界について
ここまでBubbleを用いた開発事例と良い点ばかりを述べてきましたが、ノーコードツールであるがゆえの限界やデメリットも存在します。
例えば、独自の複雑なアルゴリズムを組む必要のあるアプリなどは開発が難しいですし、一般的にノーコード開発だとアプリの表示速度が若干遅くなるという欠点があったります。
また、プラットフォームに依存してしまうことから移植性が低いと言えるでしょう。
上記のデメリットを許容できるのであれば、高速にアプリを開発できる優秀なノーコードツールBubbleを採用するのが良いかと思います。
Bubbleはノーコードツールであるがゆえの限界やデメリットを持ち合わせる。デメリットを許容できるアプリに対しては大変強力なツールとなり得る。
ノーコードツールBubbleの開発事例|まとめ
ここまでBubbleの開発事例をいくつか紹介してきましたが、参考になったでしょうか?ノーコードツールであるBubbleを有効活用することで、安く早く高品質なアプリを開発できることが分かったかと思います。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。本記事がBubbleの開発事例を知るのに少しでもあなたのお役に立てたのなら幸いです。