データサイエンスや機械学習、ブロックチェーンなど数学理論に裏打ちされたシステムが今は花盛り。そんな中Pythonプログラミングに数学の知識は必要不可欠と言えるでしょう。
そこで本記事ではPython×数学のおすすめ本を厳選して7冊ご紹介いたします。
目次
おすすめ本①文系プラグラマーのためのPythonで学び直す高校数学
1冊目のおすすめ本は『文系プログラマーのためのPythonで学び直す高校数学』です。
本書は単に数学理論を説明するだけでなく、計算や証明、理論の検証をPythonを使ったプログラムで解説しています。理論を学んで、Pythonで試す。読むだけでなく手を動かすことで、数理計算のコーディングの勘所を養うこともできます。数学とPythonの基礎固めがしっかりできる一石二鳥の1冊。数学が苦手な文系プログラマーはもちろん、数学を忘れてしまった理系出身のプログラマーも、自信を取り戻すのにピッタリです。出典:Amazon
当書はタイトル通り数学とPythonの基礎固めができる書籍です。難しい数学理論ではなくまずは高校数学といった基本的なところからしっかり学び直したいというニーズに沿った内容となっております。
また、巻末にPythonの導入ガイドも用意されているので、Pythonの知識に不安のある方でも挫折なく読破できるかと思います。
Pythonを使って高校数学からしっかり学び直したい方はぜひ当書を手に取って実際に読みながらソースコードを書いてみてください。
おすすめ本②文系でも必ずわかる中学数学×Python 超簡単プログラミング入門
2冊目のおすすめ本は『文系でも必ずわかる中学数学×Python超簡単プログラミング入門』
数学というと「自分は文系だから数学は苦手で……」という人も多いでしょう。だったら、最初からやり直してみませんか?本書は徹底して直線だけを学び直します。数学としてはまさに一歩目。中学一年生に戻ったつもりで、“わかるところ”からやり直しましょう。数学が苦手ならなおさら「急がば回れ」がお薦めです。出典:Amazon
先に紹介した書籍は高校数学でしたが、当書はPython×中学数学になります。
傾き、切片、垂直、交点、連立方程式、垂直二等分線など誰もがおそらく「やったなー」と思えるような分野でシンプルな数式を使った形でPythonのスキルも磨くことができます。
また、Pythonの基本文法や環境構築方法などについてもしっかり解説されているので、プログラミング初学者の方でも問題なく書籍を読破することができるはずです。
おすすめ本③プログラミングのための数学
3冊目のおすすめ本は『プログラミングのための数学』になります。
プログラマーが知っておきたい「数学」をPython(Jupyter Notebook)で学びます。「難解な教科書」とならないよう、実世界に当てはめた例題で分かりやすく解説。Manning Publications『Math for Programmers: 3D graphics, machine learning, and simulations with Python』の翻訳書。出典:Amazon
当書では線形代数や微積分、機械学習の基礎を学び、実際のソフトウェア開発で活用できるようPythonの主要ライブラリの使い方についても併せて学習することができます。
実世界に当てはめた例題が多数掲載されているので理解しやすいことでしょう。ちなみにページ数は700超えと中々ボリューミーです。
Pythonプログラミングで必要な数学の知識を体系的に学ぶことができるので、腰を据えてしっかり学習したい方に当書はおすすめです。
おすすめ本④Pythonからはじめる数学入門
4冊目のおすすめ本は『Pythonからはじめる数学入門』になります。
本書では、学生や生徒、プログラミングの初心者が、数学の問題を具体的に解く楽しみをPythonを用いて体験します。方程式の解を求めたり、統計や確率を計算したり、放物線運動をプロットしたり、フラクタル図形を描いたり、フィボナッチ数と黄金比の関係を探ったりします。出典:Amazon
当書では数学の問題をPythonを用いて解く中で、それぞれの知識と技術を効率よく身につけることができる構成となっております。
matplotlibとSymPyの使い方についても併せて学習することができるので、Pythonプログラミングの実践力も養われるはずです。
安心安定のオライリー本で「Python×数学」の書籍をお探しの方は当書が良いでしょう。
おすすめ本⑤Pythonではじめる数学の冒険
5冊目のおすすめ本は『Pythonではじめる数学の冒険』になります。
数学の視点からプログラミングを眺め、また逆にプログラミングの視点から数学を眺めることで、退屈な計算問題は、さまざまな工夫が可能なプログラミングの課題になり、プログラミングの文法は、数学の問題を解く上での強力な武器となり、それぞれの新たな魅力に気づかされるきっかけとなります。出典:Amazon
当書では代数や幾何、三角関数といった高校レベルの数学を使った例題が盛り込まれており、実際にPythonプログラムを動かしながら数学の能力を磨くことができます。
これからの時代に必要な数学とプログラミングの能力を磨くのに役立つ内容が盛り沢山なので、気になる方はぜひ手に取ってみてください。
おすすめ本⑥Pythonではじめる数理最適化
6冊目のおすすめ本は『Pythonではじめる数理最適化』になります。
本書は、Pythonを用いた数理最適化の入門書です。Pythonを使ってさまざまな課題を実際に解いてみることで、数理モデルを実務で使いこなす力を身につけます。出典:Amazon
当書は数理最適化のアルゴリズム自体ではなく、Pythonを用いた数理最適化の課題解決に重きを置いた書籍となっております。
二部構成となっており、一部では連立一次方程式や線形計画法を題材として、数理最適化の基礎的な考え方とPythonによる初歩的な実装方法について学習することができます。
二部はケーススタディとなっており、実際に社会で起こりうる様々な課題を数理最適化によって解いていくことで実践力を養えます。
以上、数理最適化の実務応用について知りたい方に当書は特におすすめと言えるでしょう。
おすすめ本⑦Pythonで学ぶ線形代数学
7冊目のおすすめ本は『Pythonで学ぶ線形代数学』になります。
本書は、大学初年次に学ぶ基礎数学科目の一つであり、具体的なところでは機械学習やコンピュータグラフィックス、ゲームプログラミングなどの基礎となる線形代数を、Pythonを使って学ぶものです。出典:Amazon
当書では定義や概念が多く理解しづらい線形代数についてPythonを使って学習できます。
Pythonを用いてベクトル視覚的に表現したり関数をグラフ化することで、線形代数について理解しやすい構成となっております。
Pythonを使って線形代数について学び直したい方は是非当書を手に取ってみてください。
【2023年版】Python×数学のおすすめ本|まとめ

ここまでPython×数学のおすすめ本を紹介してきましたがいかがだったでしょうか?本記事がPythonによる数学学習の良書を知る上であなたのお役に立てたのなら幸いです。
当ブログでは他にもエンジニアやクリエイター向けに記事を公開しているので、気になる記事がないか併せて確認してみてください(^^)


