TwitterはSNSの中でも特に人気の高いサービスです。ビジネスでTwitterを活用されている方も多くいらっしゃることでしょう。
そこで本記事ではPythonからTwitterAPIを利用してTwitterの処理を自動化する方法について解説していきたいと思います。
目次
TwitterAPIを使ってできること
TwitterAPIを使うことで、投稿やタイムラインの取得、リツイートやいいねの実行、フォローや投稿の検索など様々な機能を利用可能です。
TwitterAPIにより何ができるか、より詳しい情報について知りたいという方は公式ページを参照してみることをオススメします(^^)
TwitterAPIを利用するための準備
TwitterAPIを利用するにはTwitter開発者のサイトで登録作業が必要となります。
TwitterAPIの利用申請
始めにWebブラウザで「Twitter Developer Portal」にアクセスし画面右上の「Create an app」ボタンをクリックします。
以下の画面が表示されたら「Apply」を押下。
TwitterAPIの利用目的を問われるので用途に応じて選択し「Get started」をクリックします(今回はHobbyistのMaking a botを選択)
次にニックネーム、住んでいる国、現在のコーディングスキルについて問われるので、内容を記入して「Next」を押下しましょう。
次のページではAPIを何に利用するか英語で200字以上記入するよう指示があります。
特に厳格な審査があるわけではないので、英語が苦手な方は日本語でそれらしい理由を書いてGoogle翻訳を使ってしまいましょう。
「Next」で先に進んでいくと上画像の通り利用規約が表示されるので、チェックを入れて「Submit application」をクリックします。
次にメール認証があるので、メールの中にある「Confirm your email」をクリックして、ユーザー名・パスワードを入力してログインします。
認証が済み次第登録完了です。
Developer Portalにてキーを取得
Twitter Developer Portalの画面にてアプリの名前を指定して「Get Keys」ボタンをクリックします。表示されるAPIキーとAPI Secretキーをコピーして保存しておきましょう。
次にダッシュボードからKeys and tokensを開き、Access Token & Secretの項目で「Generate」ボタンをクリックします。
表示されたAccess tokenとAccess token secretをコピーして保存しておきましょう。
- API Key
- API secret key
- Access token
- Access token secret
まとめると、上記項目が取得できていればOKです。Access tokenやSecretの値は忘れてしまった場合に同じ値を取得することができませんので、その点は注意してください。
パーミッション設定
ダッシュボードの画面左側にある「Project & Apps」から、自身でつけたアプリ名をクリックします。右側にあるEditからパーミッションをRead&Writeに変更しておきましょう。
以上でTwitterAPI上での設定は完了です。
tweepyのインストール
TwitterAPIへの登録とキーの取得は済んだはずなので、ここではPythonからTwitterAPIを手軽に利用するための「tweepy」というモジュールをインストールしておきます。
pip install tweepy
tweepyの詳細については本記事では解説しませんので、より知識を深めたい方は公式ドキュメントを参照してみてください(^^)
PythonからTwitterAPIを利用して自動投稿してみる
それでは下準備は完了したので実際にPythonからTwitter自動化プログラムを書いていきましょう。以下のプログラムは簡単なTwitterの自動投稿処理を記載したものになります。
import tweepy
# Twitterの認証情報
api_key = ''
api_secret = ''
access_token = ''
access_secret = ''
# Twitterオブジェクトの生成
auth = tweepy.OAuthHandler(api_key, api_secret)
auth.set_access_token(access_token, access_secret)
api = tweepy.API(auth)
# 自動投稿
api.update_status('自動投稿してみたよ')
上記コードを実行すると自身のTwitterアカウントで「自動投稿してみたよ」とツイートされるはずです。(TwitterAPIの認証情報は前章で確認したものを利用してください)
もちろん、自動投稿以外にもできることは沢山あるのでtweepyの公式サイトから使い方や設定方法を確認してみてください(^^)
Pythonを使って更なるTwitterの自動化に挑戦しよう
ここまでPythonからTwitterAPIを利用してTwitterの処理を自動化する方法について解説してきましたがいかがだったでしょうか?
本記事の内容を皮切りにTwitterの自動化に挑戦してみていただければと思います(^^)
本記事がPython×Twitterの知識を得る上であなたのお役に立てたのなら幸いです。