「シェルスクリプトを業務で使うことになったけど書き方が少し特殊で取っつきづらいな」と思われた経験はございませんか?
実際に一般的なプログラミング言語を習得しているプログラマであっても、シェルスクリプトを苦手とする方は結構いらっしゃいます。
そこで本記事ではシェルスクリプトの概要と学習に役立つ入門書を3冊ご紹介していくので、興味のある方はぜひ最後まで読んでいってください。
目次
【入門】シェルスクリプトとは?

シェルスクリプトについて理解するには、まず「シェル」の理解が不可欠です。
シェルはOSを操作するためのインターフェースとなるアプリケーションで、UNIXやLinuxを扱うにはシェルの操作が欠かせません。

しかし、シェルの役割はそれだけではなく、関数や制御構造の機能を備えプログラミング言語としての側面も持ち合わせています。
このシェルによるプログラムのことを「シェルスクリプト」と呼ぶのです。
【2021年版】シェルスクリプトの学習におすすめの入門書3選
本章ではそんなシェルスクリプトを学ぶ上でおすすめの入門書を紹介していきます。
おすすめ入門書①新しいシェルプログラミングの教科書
1冊目に紹介したいシェルスクリプト入門書は『新しいシェルプログラミングの教科書』
システム管理やソフトウェア開発など、実際の業務では欠かせないシェルスクリプトの知識を徹底解説。ほとんどのディストリビューションでデフォルトとなっているbashに特化することで、類書と差別化を図るとともに、より実践的なプログラミングを紹介します。またプログラミング手法の理解に欠かせないLinuxの仕組みについてもできるかぎり解説しました。イマドキのエンジニア必携の一冊。出典:Amazon
『新しいシェルプログラミングの教科書』はこれからシェルスクリプトについて勉強したいと考えている方にとって最適な入門書かと思います。
当書はほとんどのディストーションでデフォルトになっているbashに特化しているため、必要な知識を効率的にインプットできるでしょう。
おすすめ入門書②シェルスクリプト基本リファレンス
2冊目に紹介したいシェルスクリプト入門書は『シェルスクリプト基本リファレンス』
本書では、複数のプラットフォームに対応できる移植性の高いシェルスクリプト作成に主眼を置き、基本から丁寧に解説。第3版では最新のLinux/FreeBSD/Solarisに加え、組み込み分野等で注目度の高いBusyBoxもサポート。出典:Amazon
『シェルスクリプト基本リファレンス』ではシェルスクリプトの基本から筆者の経験に基づいた実践的な解説がされているため、入門書としておすすめの一冊です。
当書に記載されている例文をそのまま実務に取り入れるだけでも作業効率化が図れるかと。
おすすめ入門書③入門UNIXシェルプログラミング
3冊目に紹介したいシェルスクリプト入門書は『入門UNIXシェルプログラミング』
本書はUnixのシェルを解説したものだ。汎用性を重視し、Unix系OSが必ず実装しているBシェルを題材として扱っている。入門書であるため、基礎部分の解説が充実しているのが特徴で、エスケープ文字などのシェル特有の文字の扱い方や変数の扱い方、リダイレクションによるファイル操作や環境の操作などに、3分の1ほどの紙数を割いている。出典:Amazon
今回紹介する書籍の中では少し難易度が高めですが、ロングセラーだけあって中身は素晴らしい内容となっております。
分量がけっこう多いので時間があって深く内容を理解したいという方におすすめです。
入門書を手に取りシェルスクリプトの学習をはじめよう

ここまでシェルスクリプトの入門書を紹介してきましたが、何よりも大切なのは実際に手を動かしてスキルを習得することです。
まずは環境構築を行い、今回紹介した入門書に記載されているコードを試し書きしていきながら学んでいくのが良いかと思います。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました!本記事がシェルスクリプト習得の一助になれたら幸いです。ではっ!!!
