「早い」「安い」とメリットが強調されがちなノーコードですがデメリットも存在します。本記事ではそんなノーコード開発ツールの中でも人気の高いAdaloのデメリットとできないことについて解説した上で、どう対策を講じれば良いか述べていきたいと思います。
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目次
Adaloでできないこと5選【限界・デメリット】
本章ではAdaloでできないこと(限界)の具体例を5つご紹介したいと思います。
- 複雑な機能要件を持つアプリの開発
- 実行速度が求められるシステムの開発
- PC画面の開発
- 柔軟なレイアウトの実装
- iOS Widgetの実装
できないこと①複雑な機能要件を持つアプリの開発
ノーコードツール全般に言える話かもしれませんが、現状Adaloでは独自のアルゴリズムを用いた機能や複雑な計算処理を必要とするアプリの開発をすることができません。
おそらく今後も上記のような複雑な要件についてはノーコードツールではなく個別にプログラムを組む必要があると思われます。
そのため、ノーコードツールの用途としては汎用機能の実装を「早く」「安く」行うに留まるはずで、今後も能力のあるプログラマーの需要は減らないというのが私の見解です。
上の記事ではノーコードの将来性とプログラマー不要説について解説しているので、気になる方は併せて読んでみてください(^^)
できないこと②実行速度が求められるシステムの開発
一般的にノーコードツールの1つのデメリットとして挙げられるのが実行速度の遅さです。その中でもAdaloは遅い部類に入ります。
Adaloはノーコードツールゆえコードの最適化を行うことができませんし、インフラ面でのパフォーマンスチューニングも行えません。
そのため、非機能要件として実行速度の速さが定められているシステムに対してはAdaloでの開発はやめておいた無難と言えるでしょう。
できないこと③PC画面の開発
Adaloはモバイルアプリ開発に特化したノーコードツールであるため、PC画面の開発ができません。Webアプリを開発するにはAdaloとは別のツールを利用する必要があるので、非効率と言えるでしょう。
あらかじめWeb上でユーザーに利用してもらうことがわかっているのであれば、Adaloは利用しない方が無難かと個人的には思います。
できないこと④柔軟なレイアウトの実装
Adaloでは予め用意されたコンポーネントを設置していくことでアプリを開発します。
良く言えば最適化されたコンポーネントを初心者でも手軽に利用することができますが、悪く言えばレイアウトを自由に変更できないので、画面のデザインはかなり制限されます。
そのため、独自性のある画面デザインを構築したいという方はAdaloではない方法でモバイルアプリを開発する方法がおすすめです。
できないこと⑤iOS Widgetの実装
記事執筆時点ではAdaloでiOS Widgetを実装することはできません。(参考ソース)
どうしてもiOS Widgetを利用したいケースというのも珍しいかとは思いますが、Adaloを利用する上では予め知っておいて方が良いでしょう。
- 複雑な機能要件を持つアプリの開発
- 実行速度が求められるシステムの開発
- PC画面の開発
- 柔軟なレイアウトの実装
- iOS Widgetの実装
Adaloでできないことへの対策3選
前章でAdaloでできないこと(限界・デメリット)について紹介しました。本章ではAdaloでできないことに対する対策について個人的な見解を述べていきたいと思います。
対策①プロトタイプやMVPでノーコードを利用する
前述の通り、Adaloでは一定以上の複雑なアプリを開発するのが難しいです。
そのため、複雑なアプリを開発する場合はプロトタイプやMVPの作成といった部分的な用途での使用をおすすめいたします。
サービスのPMFを確認してグロースさせるタイミングでFlutterなどを利用してモバイルアプリを開発するのが良いでしょう。
対策②要件定義時にAdaloで対応可能か確認しておく
システム要件定義時にAdaloで要件を充足できるか確認しておきましょう。
Adaloではインフラ面でのコントロールがほとんど効かないため、可用性や拡張性、性能、セキュリティ面などの非機能要件を満たさないことが往々にしてあるはずです。
特に金融や医療システムなどは要件を満たせないことの方が多いのではないでしょうか。
実際に開発する前の段階で上記についてはしっかり確認しておきましょう。(判断が難しい場合は専門家に聞くのが良いでしょう)
対策③他のノーコードツールで弱点を補う
先述の通り、AdaloではPCで利用することを想定したWebアプリの開発は行えません。その代替としてBubbleのような汎用性の高いツールを利用するのがおすすめです。
当ブログではBubbleについても記事をいくつか公開しているので、気になる方は併せて確認していただけると幸いです(^^)
- プロトタイプやMVPで利用する
- 要件定義時にノーコードで対応可能か確認しておく(難しい場合は専門家に確認する)
- 他のノーコードツールで弱点を補う
それでもAdaloが魅力的であることに変わりない
ここまでAdaloでできないこと(デメリット・限界)とその対策について解説してきましたが、前章までの内容を踏まえても尚Adaloは魅力的であるというのが私個人の意見です。
というのも、細かな要件を持たないモバイルアプリ開発についてはAdaloでカバーすることができるからです。(特に個人開発やスモールビジネスの場合は大抵対応可能です)
「早く」「安く」ビジネスを開始できるのは非常に大きなメリットなので、開発しようとしているシステムがAdaloで開発できるか、まずは確認してみるのが良いかと思います。
細かな要件を持たないモバイルアプリ開発、特に個人開発やスモールビジネスレベルであればAdaloで「早く」「安く」対応可能である。
Adaloでできないこと・限界とデメリット|まとめ
ここまでAdaloでできないこと、デメリット・限界やそれに対する対策について述べてきましたがいかがだったでしょうか?
Adaloはノーコード開発ツールという性質上できないことも存在しますが、ツールを使用できる場合の威力は絶大です。「早く安くアイデアをモバイルアプリとして形にしたい」という方はAdaloについて学んでみることをおすすめしておきます。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。本記事がAdaloの限界を知る上で少しでもあなたのお役に立てたのなら幸いです。
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