よくある悩みですが、ノーコードを活用することで誰でも簡単にアプリ開発ができるようになるため上記の課題はクリアになるはずです。
本記事ではそんなノーコードツールの中でも学習障壁が低く爆速でアプリが作れることで人気のGlideについて紹介していきたいと思います。
目次
Glideとは?爆速アプリ開発が可能なノーコードツール
Glideとは、アメリカ発のアプリケーション開発用ノーコードツールの一つになります。
データベースをスプレッドシートで管理することができるので、プログラミング未経験者でも扱いやすいのが特徴的と言えるでしょう。
Glideは、Bubbleなどのノーコードツールと比べると学習難易度が低く手の出しやすさも魅力の一つです。なお、Bubbleについては上の記事で詳しく解説しているので気になる方は併せて確認してみてください。
Glideを利用するメリット
ノーコード開発ツールの中でもGlideを利用するメリットは大きく以下となります。
コードを書かずに開発可能
Glideではソースコードを記述することなくアプリ開発が可能です。コードを書かないので開発工数を大幅に短縮できることでしょう。
これはある意味ではノーコード開発ツール共通のメリットとも言えるかもしれません。
データをスプレッドシートで管理できる
先述の通り、Glideではデータをスプレッドシートで管理することができます。
Glideでアプリ開発をする際はスプレッドシートに必要なデータを準備することになるので、プログラミング未経験者にとってもかなり敷居が低いと言えるでしょう。
スプレッドシートを使い慣れている方は尚のことアプリ開発が簡単に感じられるはずです。
豊富なテンプレートが用意されている
Glideでは数多くのテンプレートが用意されているので、開発したいアプリのイメージがつきやすいですし、車輪の再発明を避けられるため高速にアプリを開発することができます。
開発したいと考えているアプリのカテゴリからテンプレートを探してみてください。想像が膨らんで楽しくなるかと思います(^^)
- コードを書かずに開発可能
- データをスプレッドシートで管理できる
- 豊富なテンプレートが用意されている
Glideを利用するデメリット
一方で、Glideを利用するデメリットとしては以下が挙げられるでしょう。
日本語に非対応
Glideは海外製のノーコード開発ツールであるため、操作画面や公式サイトが全て英語表記となっております。とはいえ、操作画面については使っているうちに慣れるはずです。
Glideに関する日本語の情報がまだまだ少ないのが現状ですが、NoCodeCampを中心に日本語の情報も徐々に増えてきてはいます。
また、Glideの公式ドキュメントもGoogle翻訳を利用すれば日本語で読めるので、そこまで問題とはならないはずです。
カスタマイズ性が乏しい
Glideではテンプレートを微修正する形でアプリ開発を行うので、細かなデザインの変更や処理を実装することができません。
基本的なレイアウト通りのアプリを誰でも簡単に作れるというメリットを享受できる代わりに他との差別化はしづらいと言えるでしょう。
カスタマイズを行い、他者との差別化を図りたいのであればBubbleなどのノーコードツールを利用するのが個人的にはおすすめです。
- 日本語に非対応
- カスタマイズ性に乏しい
Glideの料金プラン
Glideでは以下5つの料金プランが用意されています。※最新の情報は公式サイトにて。
Free | Starter | Pro | Business | Enterprise | |
月額料金 | $0 | $25 | $99 | $249 | $799 |
アプリとページ | 最大3 | 最大5 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
編集者 | 2 | 5 | 10 | 25 | カスタム |
一般ユーザー | 100 | 1,000 | 5,000 | 10,000 | カスタム |
プロジェクトあたりデータ行数 | 500 | 5,000 | 25,000 | 25,000 | 100,000 |
ファイルストレージ | 200MB | 5GB | 50GB | 1TB | カスタム |
お試しでGlideを利用するなら無料プランで十分でしょう。プロトタイプ開発には良いと思いますが、多くのユーザーを抱えるアプリだと厳しいないし割高となってしまいます。
スモールスタートでとりあえずアイデアを形にしたいという場合は上記の料金プランを参考にしてGlideの学習に着手するのが良いかと思います。
Glideの開発事例3選
本章ではGlideを用いて開発されたアプリの事例を厳選して3つご紹介していきます。
開発事例①Mei-Mei
Mei-Meiは、明治大学生向けの情報共有アプリです。企画から約2週間でリリースし、月16万PVを達成しているとのことです。
詳しくはこちらの記事で紹介されているので気になる方は併せて確認してみてください。
開発事例②図書管理
図書管理は、Googleスプレッドシートに登録されている書籍情報を表示するアプリです。
GASとGlideを用いて開発されているとのことで、ピックアップいたしました。
図書管理アプリの開発に関する詳細情報はこちらの記事にて解説されているの気になる方は併せて確認してみると良いでしょう。
開発事例③いなぎお弁当マップ
いなぎお弁当マップは、東京都稲城市周辺のテイクアウトをおこなっている飲食店をまとめたアプリで、なんとGlideを使って1日で開発されたとのことです。
「いなぎお弁当マップ」#稲城お弁当プロジェクト の にしわき ともこ さんがゲストです。Glideを使って、1日でアプリを開発し、なんと約1か月で約4600人のユーザーの人が集まりました。出典:TECH PLAY
約4600人のユーザーに使われるアプリを1日で開発できるGlideには夢がありますね。
Glideの評判
本章ではTwitter上でのGlideの評判を参考がてら掲載しておきたいと思います(^^)
Glideの良い評判
今日のNoCode勉強会では第一回作品発表の中間報告でした。画像管理アプリと動画管理アプリ、Glideってこんなに簡単にいろいろできるの?と皆驚きでした!てか、若手の子が4時間で作ったの、すでにリリースそうなレベル#NoCode #Glide pic.twitter.com/ItOZn1Ih8H
— グラサン先生 (@BPA_Ksonomura) October 15, 2020
ノーコードやろうか迷ってる時間があればGlideでアプリ1つ作れる
結局今この業界に少しでも関わってる人って、世間一般と比較して桁違いで行動力がある人だろうな。
Twitterにいると感覚が麻痺するけど、ほんとにすごいこと。
5年後今いる全員が今よりはるかに大きくなる市場を引っ張る姿が楽しみ
— けい🐭コードを書けないCTO / Bubble (@NoCoder_K) September 8, 2021
ノーコードツールの難易度。
あくまで主観ですがWEB制作:WIX(低)< STUDIO(中)< Webflow(難)
サービス・アプリ:Glide < Adalo < Bubble難易度が低いものほど使い始めた時の感動が大きく、
難易度が高いものは使えば使うほど感動が大きくなっていく。— Hiroyasu Abe@ノーコード×起業家 (@nocode_ramen) December 29, 2020
Glideを使ったノーコードアプリ制作は、作業現場との相性が良いと実感しています。
たしかに、未経験者が本格的なアプリを簡単に作れるほど万能じゃないけど、未経験者が「小さな単機能なアプリ」を作るのにちょうど良いんですよね
— おおさき🥔小さなIT活用で快適な農場づくりを! (@massa_potato) October 30, 2022
Glideで観光情報アプリ作ってみた🌟
スプレッドシートに情報を入力すれば、あとは直感的にスタイルを整えていく。シンプルな設計だからこそ、センスが必要かもwザックリとした仕上がりだから、マップを入れたりすると完成度が高まるかな🤔#ノーコード
— るーま🐍Pythonグミ腐女子😇 (@ruma123_color) May 3, 2021
Glideの悪い評判
GlideのPWAって微妙やな。「ホーム画面に追加」みたいなやつが出てこない。パブリッシャー名は変更できないし。なんやねん。
— Kyosuke YOSHIMURA💉💉💉 (@ky25_swandive) June 4, 2019
ノーコードツールを採用した結果(glide)
機能少なッ!⇨GASでJavascriptを使い無理やり機能追加&外部サービス使用(IFTTTとか)
画面デザインダサい⇨ゴリ押しでCSS書き書きして改善
結局ノーコードじゃなくて草
— Gadgelogger (@gadgelogger) September 8, 2021
Glide→簡単だけどデザイン制限ありすぎ
↓
Adalo→起動時URLパラメータ受け取り方分からない(出来ない?)
↓
結局HTML+JavaScriptなんか遠回りしてる気がする…#ノーコード #エンジニア#プログラマー#プログラミング#駆け出しエンジニアと繋がりたい
— たぬぽん@転生したら24歳駆け出し美少女エンジニアだった件 (@tantan_tanupon) June 2, 2022
Glideとは?|まとめ
ここまで「Glideとは」といった定義からメリットやデメリット、Glideについて知っておくべきことについてお伝えしてきました。
ノーコードツールの中でもGlideは学習難易度が低く手の出しやすいツールとなります。
本記事を取っ掛かりにGlideについてより深く学んでいただけると幸いです。ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
当ブログでは他の記事でもノーコードについて解説しているため、気になる記事があればそちらも併せて確認してみてください。