昨今の業務効率化の流れからGoogle Apps Scriptを利用される方が増えてきました。そこで本記事ではこれからGoogle Apps Scriptの学習を始められる方向けにおすすめ本を厳選して5冊ご紹介したいと思います。
目次
Google Apps Scriptとは?
「Google Apps Script」はJavaScriptベースのスクリプト言語で、ドキュメントやスプレッドシートなどのGSuiteサービスをカスタマイズ・拡張することができます。
GASはGSuiteサービスを用いた作業を効率化する際に威力を発揮する言語なので、普段の業務でGoogleにお世話になっている方は学習しておいて損はしないと言えるでしょう。
※GASの概要についてより詳しく知りたいという方は公式ページをご参照ください。
Google Apps Scriptを使ってできることって何?
では、Google Apps Scriptを用いることで一体何ができるのでしょうか?以下一例です。
- カスタムのメニュー、ダイアログ、サイドバーを Google ドキュメント、スプレッドシート、フォームに追加する。
- Google スプレッドシート用のカスタム関数を作成する。
- ウェブアプリを公開する(スタンドアロンまたは Google サイトへの埋め込み)。
- AdSense、アナリティクス、カレンダー、ドライブ、Gmail、マップなど、他の Google サービスと連携する。
- Google ドキュメント、スプレッドシート、スライド、フォームを拡張するアドオンを作成して、アドオンストアで公開する。
上記に記載した項目も氷山の一角に過ぎないため、アイデア次第で様々なことができることがお分かりいただけるかと思います。
【2023年版】Google Apps Scriptおすすめ本5選
それでは前置きが少し長くなってしまいましたが、Google Apps Scriptの学習におすすめの本を5冊ご紹介していきたいと思います。
おすすめ本①Google Apps Script完全入門
1冊目のおすすめ本は『Google Apps Script完全入門』になります。
誰もが無料で利用できるGASですが、「知識」と「技術」の習得が不可欠です。GASの構造や仕組み、プログラミングの構文、ルールや制約など、多くの知識とそれを実現するスキルが必要になり、多くの学習時間を要します。本書は、入門からその達成までの努力の道のりを、ピタリと伴走してくれる一冊です。出典:Amazon
当書ではGASのベースとなるJavaScriptの基本からGSuiteサービスの自動化手法について初学者向けに網羅的かつ丁寧に解説されております。
市販の本の中ではおそらく最もGoogle Apps Scriptについて網羅的に解説されているため、この本さえ買っておけば他の書籍に手を出す必要はなくなるでしょう。
個人的には当書を辞書的に使い、不明点が出た際は随時書籍を参照しながらスクリプトを組んでいくという学習方法がおすすめです。
おすすめ本②Google Apps Scriptのツボとコツがゼッタイにわかる本
2冊目のおすすめ本は『Google Apps Scriptのツボとコツがゼッタイにわかる本』です。
第1章 いまGoogle Apps Scriptを始めるべき理由
第2章 GASの基礎知識と用語解説
第3章 実用的なコードを書くための3つのポイント
第4章 GASからメールやメッセージを送る
第5章 今日から使える自動化サンプルスクリプト
第6章 スプレッドシートで問合せボットをつくる
出典:Amazon
当書では初学者が躓きやすいポイントや要点を押さえながら、Google Apps Scriptの基本的な内容について解説しております。
先に紹介した書籍と比べると網羅性という点では劣るものの、要点をしっかり押さえて丁寧に解説されているため、完全初学者の場合は当書の方がとっかかりやすいと思われます。
当書で基本を押さえた後は『Google Apps Script完全入門』やWebサイトなどを参考にしつつスクリプトをどんどん書いていくのが上達への近道だと言えるでしょう。
おすすめ本③Google Apps Script自動処理 全部入り
3冊目のおすすめ本は『Google Apps Script自動処理 全部入り』になります。
本書は、「Google Apps ScriptによるGoogleアプリの自動化」を集大成した一冊です。おもに、業務でよく使うスプレッドシートの操作を例に、シートやセルの自動処理化、ドライブとの連携といった基本を徹底解説。出典:Amazon
当書ではスプレッドシートの作業効率化をメインに、全部入りというタイトル通りGmailやドキュメントなどのGsuiteサービスとの連携方法などについて解説されております。
普段の業務で主にスプレットシートを活用しており、なる早で業務効率化したいという方は当書でGASの学習をはじめるのが良いでしょう。
自動処理のサンプルが豊富なため実際の業務にも組み込みやすい点もグッドポイントです。
おすすめ本④Google Apps Script目的別リファレンス
4冊目のおすすめ本は『Google Apps Script目的別リファレンス』になります。
本書は、実務での利用頻度が高い「スプレッドシート」を中心に、「こんなことをするには?」というリファレンス(逆引き)形式でGASの機能を解説。一般のプログラミング言語リファレンスのように、クラス名やメソッド名でも引けるから、上級者にも便利です。出典:Amazon
当書ではGoogle Apps Scriptのリファレンスブックです。やりたいことから目的別にプログラムの書き方を調べることができます。
内容としては実務での利用頻度が高いスプレッドシートを中心に解説されております。既にGASの基本文法を押さえた方が2冊目に購入する書籍として個人的にはおすすめです。
おすすめ本⑤ケーススタディでしっかり身につく!Google Apps Script超入門
5冊目のおすすめ本は『ケーススタディでしっかり身につく!Google Apps Scrtipt超入門』になります。
「業務でよくある課題」を題材に、プログラミングの基本から丁寧に解説。さらに、現役のプログラマがコードを作る際の1つ1つの過程が追えるため、応用に必要な「プログラミングの考え方」がしっかりと身に付きます! 出典:Amazon
当書ではケーススタディを通じてGoogle Apps Scriptを用いた業務効率化の方法とプログラムの書き方について学習可能です。
また、プログラミングの基本から丁寧に解説されているので、プログラミング自体が初めてという方でも問題なく読破できるでしょう。
【2023年版】Google Apps Scriptのおすすめ本|まとめ

さて、ここまでGoogle Apps Scriptの学習におすすめの本を紹介してきましたが気になった本は見つかったでしょうか?
気になった本があれば実際に手に取りGASによる業務自動化に挑戦してみてください。本記事がGoogle Apps Scriptの良書を知る上で少しでもお役に立てたのなら幸いです。


