「今後需要があるノーコードツールを知りたい」「収入の不安をなくすために、ノーコードツールを学びたいけど何を勉強すればいいのかな」と悩んでいる方はいませんか。
そんな方におススメなのが、Shopify(ショッピファイ)。世界中で利用され急成長しているECプラットフォームサービスです。拡張性が高く、利用している企業も多くあります。
本記事では、Shopifyの日本での導入数やメリット、具体的な国内企業の導入事例について解説するので是非参考にしてください。




目次
Shopifyの日本での導入数

Shopifyは、カナダ発のECプラットフォームサービスです。世界176ヵ国以上で利用され、2021年末には5億9,700万人のユーザーがShopifyサイトで購入をしています。
全世界での総売上は5,900億ドル。
約10分あればオンラインストアを構築でき、非常に便利で急成長しているサービスです。
日本に本格参入したのは2018年ですが、日本語対応していることから国内の導入企業も増えています。日本語のヘルプセンターがあり日本語でのサポートを受けることもできます。
実際に、2020年の流通総額は前年比323%増と3倍強の成長を遂げ、アクティブパートナー数も前年比173%増でした。
2023年2月10日時点で、26,739の日本企業ストアがあります。
Shopifyを導入するメリット

Shopify以外にもECプラットフォームは複数存在します。その中で、なぜShopifyを利用する企業が増えているのでしょうか。
それは、他のサービスと比べShopifyのメリットが多いからです。具体的に、Shopifyのメリットを下記3つの視点で解説します。
- コストパフォーマンスが高い
- カスタマイズが豊富
- 決済機能が便利
コストパフォーマンスが高い
まず、コストパフォーマンスが高いことです。Shopifyはおもに3種類のプランがあり、料金は下記の通りです。最新情報は必ずShopifyの公式サイトを確認してください。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
月払い費用 | 33USD/月 | 92USD/月 | 399USD/月 |
年払い費用 | 25USD/月 | 69USD/月 | 299USD/月 |
スタッフアカウント数 | 2アカウント | 5アカウント | 15アカウント |
日本のクレジットカード手数料 | 3.4% | 3.3% | 3.25% |
ベーシックプランであれば、月3,500円程度で利用することができます。
ただECサイトを構築できるだけではなく、実店舗を含めた業務効率化アプリなども利用可能。カスタマイズが豊富で、さまざまな使い方ができます。
上位プランになるほど、使える機能やアカウント数が増え、決済手数料が安くなります。
また、SNSで商品を紹介するのに最適なスタータープランや、さらに多くのことができるShopify Plusが存在。
そのため、各社にあわせプランを選び、場合によってはアップグレードすることも可能。
カスタマイズが豊富
2つ目は、カスタマイズが豊富なこと。
まず、デザイン性の高いテーマのテンプレートが100種類以上用意されています。
テンプレートは、無料なものも有料なものもあり、またHTMLやCSSの知識があれば、部分的にカスタマイズすることもできます。
そのため、他社と差別化した独自のサイトを構築することができるでしょう。
また、さまざまな機能のアプリも3,000種類以上あります。
具体的には、クーポンやポイント・顧客管理・レコメンド機能などのアプリです。こちらも無料のアプリ・有料のアプリがあり、必要に応じて追加することが可能。
知識とスキルがあれば、自分で開発することもできます。従来のECサービスの多くは、機能の追加ができません。
それと比較し、Shopifyであれば追加ができるため、顧客や時代の変化に柔軟に対応することができるでしょう。
実際にShopifyを導入した企業の多くが、導入の決め手に「柔軟性」をあげています。
決済機能が便利
3つ目は、決済機能が便利であることです。
Shopifyには「Shopify Payment」という決済機能があります。Shopify Paymentでは、決済手数料がお得な専用の手段から、他のシステムと個別に契約をしなくても、クレジットやさまざまな決済方法の利用が可能です。
具体的には、下記があげられます。
- Apple Pay
- Google Pay
- Amazon Pay
- PayPal
- Shop Pay
- 携帯キャリア決済 など
そのため、幅広い世代や国・地域の方のニーズを満たすことができます。
Shopifyの国内企業導入事例:食品系

それでは、具体的にShopifyの国内企業導入事例をご紹介します。
まず、食品系の企業です。
ゴーゴーカレー

ゴーゴーカレーは、金沢カレーブームの火付け役で東京を中心に店舗を展開しています。
Shopifyを活用し、旧サイトを刷新。インパクトのある独特なデザインで、カレーだけではなく、お皿やフォークなどのグッズ・大量注文ができるサイトを展開しております。
定期購入やレビューができる機能のアプリなどを活用し、成功しています。
オリオンビール

オリオンビールは、沖縄の大手ビールメーカーで国内シェア第5位の企業です。
お酒だけではなく、ジョッキなどのオリジナルグッズやアパレル商品・飲み比べセットなどを販売するサイトを展開しています。
会員機能や定期宅配機能・メールマガジンの配布・配送アプリなどを活用し、利便性の向上や業務効率化に成功しています。
BASE FOOD

BASE FOODは、26種類のビタミンなど体に必要な栄養素を豊富に含んだ健康食品を販売している企業です。
健康食品といってもサプリなどではなく、パンやパスタなど食べやすい食品を販売しています。Instagramやレビューサイトとの連携などで、成功しています。
Shopifyの国内企業導入事例:アパレル系

続いて、アパレル系のShopify国内企業導入事例を紹介します。
土屋鞄製造所

土屋鞄製作所は、ランドセルを製造することから始まった鞄専門店です。
職人の丁寧な作業によりつくられた財布やバッグなどの皮革製品を販売しています。
レビューができる機能やメールマーケティング・商品へのオプション追加ができるアプリを活用し、成功しています。
Hush Tug

Hush Tugは、発売後2年で20,000人以上に選ばれたモンゴル生まれの皮革製品ブランドです。ビジネスでもカジュアルでも、シーンを選ばず使えるバッグを販売しています。
メールマーケティングやInstagramフィードを表示するアプリを活用し、成功しています。
RiLi

RiLiは、ファッションメディアから派生したECサイトです。
女性向けの洋服を販売しています。メディアアカウントもショップアカウントもInstagramのフォロワーが多く、連携する機能を活用し、成功しています。
Shopifyの国内企業導入事例:生活雑貨・家電系

次に、生活雑貨・家電系のShopify国内企業導入事例を紹介します。
KINTO

KINTOは、使い心地のよい生活雑貨を販売するブランドです。
「こころ満たされる生活道具」をテーマにしており、ECサイトも洗練されたデザイン。マグカップやグラスなどからはじまり、キッチングッズ・インテリアを販売しています。
商品を購入するときに最低額や最高額を設定できるアプリ・欲しいものリストの作成・在庫切れの商品が再入荷したときにお知らせができるアプリを活用し、成功しています。
カキモリ

カキモリは、「楽しく書く」をコンセプトにしている文具店です。
手書きのメッセージが添えられているなど、独特なデザインのECサイトを構築し、ペンやインク・ノートなどを販売しています。
オプションを追加する機能や多言語対応のアプリなどを活用し、成功しています。
Furbo

Furboは、ペットグッズであるドッグカメラの販売をしているECサイトです。
スマホで愛犬の様子を確認することができ、有名ハリウッド女優も利用しています。リアルタイムでコミュニケーションがとれるチャット機能などを活用し、成功しています。
Shopifyの国内企業導入事例:その他

最後に、その他のShopify国内企業導入事例を紹介します。
サンリオ

サンリオは、世界中にファンの多いハローキティやマイメロディを生み出した企業です。
多言語対応や支払い方法の豊富さを活かし、イギリスやアメリカ向けのECサイトにShopifyを利用しています。
InstagramやTwitter・FacebookなどのSNS連携、ブログ・実店舗検索・会員登録機能などを活用し、成功しています。
ゴーゴーサイクリング

ゴーゴーサイクリングは、ママチャリをはじめとした自転車をメーカーから直接販売することにより、低価格での提供をしているサイトです。
販売している自転車は、ママチャリやクロスバイク・ロードバイクなどラインナップが豊富。検索機能やレビューができるアプリを活用し、成功しています。
Shopifyの日本国内企業導入事例|まとめ

本記事では、Shopifyの日本での導入数やメリット、具体的な日本国内企業の導入事例を解説しました。Shopifyを活用し、独自のECサイトを展開している企業が増えています。
そのため、今後構築やカスタマイズの需要も増加するでしょう。
需要があるノーコードツールを知りたい、ノーコードツールを学び稼ぎたいと考えている方は、Shopifyについて学ぶのはいかがでしょうか。
本記事がShopifyの日本国内企業における導入事例を知る上でお役に立てたのなら幸いです。当ブログでは他にもノーコードに関する記事を公開しているので気になる記事がないか併せて確認してみてください。





