「ノーコードツールってどんな種類があるの?」「ノーコードツールが沢山あって何を選べばいいか分からない」このように思われている方が多くいらっしゃることでしょう。
そこで本記事では数あるノーコードツールの中でも特におすすめのツールを20個紹介していきたいと思います。各分野ごとに紹介するので比較検討しやすいはずです。
- アプリ開発
- ECサイト制作
- Webサイト制作
- 業務効率化
本記事を最後まで読むことで各ノーコードツールの特徴、メリット・デメリットなどについて知ることができることでしょう。
目次
アプリ開発におすすめのノーコードツール4選
まずはじめに紹介するノーコードツールの分野はアプリ開発です。Twitterやインスタなどのアプリを開発するのに適したツールというイメージで良いかと思います。
Bubble
おすすめ度 | |
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学習容易性 | |
特徴 | 汎用性が高く高度なアプリ開発が可能。その分、学習コストは高い。 |
Bubbleは、コーディング要らずでドラッグ&ドロップなどの直感的な操作でWebアプリ開発ができるサービスとなります。
数あるノーコードツールの中でもトップクラスの利用者数を誇るため、Bubbleはノーコードツールの代表的な存在とも言えるでしょう。
そんなBubbleを利用するメリットとデメリットは大きく以下の通りです。
難易度が高いとはいえ、プログラミングを一から学ぶよりは遥かに学習コストは低いですし、個人的にはアプリ開発をするならBubbleを学んでおくのがベターかと思います。
なお、ノーコードツール「Bubble」については上の記事で詳しく解説しているので、気になる方は併せて確認してみてください。
Adalo
おすすめ度 | |
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特徴 | テンプレートの種類が多く、簡単にネイティブアプリ開発ができる。 |
Adaloは、コーディング要らずでドラッグ&ドロップなどの直感的な操作でネイティブアプリ開発ができるサービスとなります。
そんなAdaloを利用するメリットとデメリットは大きく以下の通りです。
数あるノーコードツールの中でもAdaloは人気が高く、ネイティブアプリ開発に興味のある人にとっては最適な選択となると言えるでしょう。
なお、ノーコードツール「Adalo」については上の記事で詳しく解説しているので、気になる方は併せて確認してみてください。
Glide
おすすめ度 | |
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学習容易性 | |
特徴 | カスタマイズ性は乏しいが学習難易度が低く取っ掛かりやすい。 |
Glideは、アメリカ発のアプリケーション開発用ノーコードツールの一つになります。
データベースをスプレッドシートで管理することができるので、プログラミング未経験者でも扱いやすいのが特徴的と言えるでしょう。
そんなGlideを利用するメリットとデメリットは大きく以下の通りです。
カスタマイズ性は乏しいですが、学習難易度が低く手が出しやすいノーコードツールです。個人的にはMVPと割り切って利用する、ないしノーコードがどういったものなのかといった触りの部分を知る上で有用なツールかと思います。
なお、ノーコードツール「Glide」については上の記事で詳しく解説しているので、気になる方は併せて確認してみてください。
FlutterFlow
おすすめ度 | |
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学習容易性 | |
特徴 | Flutterがベースとなっているため、iOSとAndroidの両方に対応したアプリを一度に開発できる。 |
FlutterFlowはモバイルアプリケーションの開発に特化したノーコードツールです。
Google者が開発したFlutterがベースとなっているため、iOSとAndroidの両方に対応したアプリを一度に開発できるという特徴があります。
そんなFlutterflowを利用するメリットとデメリットは大きく以下の通りです。
創業期や個人開発の場合は、最小限の労力でiOSとAndroidの両方に対応したアプリの実装ができるので特におすすめと言えるでしょう。
本章ではここまでアプリ開発分野のおすすめノーコードツールを紹介してきました。各ツールの特徴を踏まえた上でご自身に合ったものを選定していただければと思います。
以下の記事では本章で紹介した「Bubble」「Adalo」「Glide」の比較を行なっておりますので気になる方は併せて確認してみてください。
ECサイト制作におすすめのノーコードツール2選
次に紹介するノーコードツールの分野はECサイト制作です。要はショッピングサイトの開発に適したツールになります。
Shopify
おすすめ度 | |
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特徴 | 多くのテンプレートや拡張機能が用意されていることから汎用的なECサイト制作が可能となる。また、越境ECに対応している。 |
Shopifyは、2004年にカナダで創業された本格的なネットショップを開設・運用できるクラウド型のECサービスです。2017年には日本法人も設立されております。
専門知識要らずで簡単にECサイトを構築できる点がShopifyの最大の魅力で、初心者の方でも問題なく運営できるはずです。
そんなShopifyを利用するメリットとデメリットは大きく以下の通りです。
汎用性が高く、高度なECサイト制作ができるので個人的にはShopifyについてとりあえず学んでおくのが良いと思ってます。求人数も多いです。
https://engineer-life.dev/shopify-reputation/
https://engineer-life.dev/shopify-school/
なお、ノーコードツール「Shopify」については上の記事で詳しく解説しているので、気になる方は併せて確認してみてください。
BASE
おすすめ度 | |
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特徴 | ネットショップの開設・運営に必要な機能がオールインワンで提供されている。初期費用がかからない。 |
BASEは、5年連続ネットショップ開設実績No.1のネットショップ開設サービスです。
ネットショップの開設・運営に必要な機能がオールインワンで提供されており、誰でも簡単にネットショップを始めることができるのが特徴的なサービスとなります。
そんなBASEを利用するメリットとデメリットは大きく以下の通りです。
初期コストをかけずにECサイト制作に挑戦してみたい方にBASEはマッチするはずです。
https://engineer-life.dev/base-reputation/
なお、ノーコードツール「BASE」については上の記事で詳しく解説しているので、気になる方は併せて確認してみてください。
本章ではここまでECサイト制作分野のおすすめノーコードツールを紹介してきました。各ツールの特徴を踏まえた上で自身に合ったものを選定していただければと思います。
以下の記事では本章で紹介した「Shopify」「BASE」の比較を行なっておりますので気になる方は併せて確認してみてください。
https://engineer-life.dev/base-shopify/
Webサイト制作におすすめのノーコードツール5選
次に紹介するノーコードツールの分野はWebサイト制作です。LPやブログ制作に適したツールというイメージで良いかと思います。
Webflow
おすすめ度 | |
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特徴 | 開発の自由度が高い分、学習難易度は若干高い。 |
Webflowでは、会員登録後に専用のブラウザ上で、主にドラック&ドロップのみの操作で高機能なWebサイトを制作することが可能です。
※海外製のノーコードツールであることもあり現状、日本語には対応しておりません。
そんなWebflowを利用するメリットとデメリットは大きく以下の通りです。
英語に抵抗がなく開発の自由度を求めている方にWebflowはおすすめと言えるでしょう。
なお、ノーコードツール「Webflow」については上の記事で詳しく解説しているので、気になる方は併せて確認してみてください。
STUDIO
おすすめ度 | |
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特徴 | おしゃれで使い勝手の良いWebサイトを誰でも簡単に構築できる。日本語にも対応している。 |
STUDIOは、プログラミングなしでおしゃれなWebサイトを制作できるサービスです。
STUDIOは日本企業によって作成されたノーコードツールであるため、日本語にも対応しており、普段英語をあまり使われない方にとっても扱いやすいツールかと思います。
そんなSTUDIOを利用するメリットとデメリットは大きく以下の通りです。
おしゃれで使い勝手の良いWebサイトを簡単に構築できます。日本語にも対応しているので、個人的には手軽にWebサイト制作をしたい方には最もおすすめしたいツールです。
なお、ノーコードツール「STUDIO」については上の記事で詳しく解説しているので、気になる方は併せて確認してみてください。
Wix
おすすめ度 | |
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特徴 | デザイナーが手がけたおしゃれなテンプレートを使ってWebサイトを誰でも簡単に構築できる。 |
Wixは、オンライン上でホームページ作成ができるクラウド型CMSとなります。
Wixはイスラエルに本社があり、2006年にサービスが開始されて以降、専門知識要らずでホームページを作成できるサービスとして、世界中で人気が高まっております。
そんなWixを利用するメリットとデメリットは大きく以下の通りです。
デザイナーが手がけていることもあってテンプレートのクオリティが高いです。デザイン性が気に入った方はWixを使ってみると良いでしょう。
なお、ノーコードツール「Wix」については上の記事で詳しく解説しているので、気になる方は併せて確認してみてください。
ペライチ
おすすめ度 | |
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学習容易性 | |
特徴 | 「デザインを選ぶ」「内容を作る」「公開する」の3STEPで、手軽にホームページを作成できる。 |
ペライチは、株式会社ペライチが運営する、専門知識不要で誰でも簡単に本格的なホームページを作成することができるサービスです。
「デザインを選ぶ」「内容を作る」「公開する」の3STEPで、手軽にホームページを作成できるのがペライチの特徴となります。
そんなペライチを利用するメリットとデメリットは大きく以下の通りです。
公開ページ数の上限が低いので、LPなどの用途で利用する分には問題ないですが、見込みのページ数が多くなるようでしたら最初から別のサービスを利用するのがおすすめです。
なお、ノーコードツール「ペライチ」については上の記事で詳しく解説しているので、気になる方は併せて確認してみてください。
WordPress
おすすめ度 | |
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特徴 | 汎用性が高く求人数も多い。世界で最も多く利用されているCMS。 |
WordPressは、世界で最も多く利用されているCMSで、Webサイトやブログの作成などが行える無料のオープンソースソフトウェアです。
そんなWordPressを利用するメリットとデメリットは大きく以下の通りです。
今回紹介するWebサイト制作向けのノーコードツールの中では最も汎用性に優れており、求人数も圧倒的に多いので、正直迷ったらWordPressを選んでおけば間違いないです。
※ちなみに、当ブログ『ENGINEER LIFE』もWordPressで運営しております。
体系的にWordPressについて学ぶなら書籍がおすすめです。以下の記事でWordPressの学習におすすめの入門書を紹介しているので、併せて確認してみてください。
また、独学は不安という方にはスクール通いもおすすめです。以下の記事でWordPressの学習におすすめのスクールを紹介しているので、併せて確認してみてください。
本章ではここまでWebサイト制作分野のおすすめノーコードツールを紹介してきました。各ツールの特徴を踏まえた上で自身に合ったものを選定していただければと思います。
以下の記事では本章で紹介した「Webflow」「STUDIO」「Wix」「ペライチ」「WordPress」の比較をしておりますので気になる方は併せて確認してみてください。
業務効率化におすすめのノーコードツール9選
次に紹介するノーコードツールの分野は業務効率化です。日々の業務をラクに効率良くしてくれるツール群をここでは紹介いたします。
AppSheet
おすすめ度 | |
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特徴 | 各種Googleサービスとの連携が容易。テンプレートを使ったアプリケーション開発を簡単に行える。 |
AppSheetは、コードを書くことなくアプリを開発できるプラットフォームです。2020年にGoogleが買収しAppSheetはGoogle Cloudのサービスの1つとなりました。
コード要らずでアプリ開発ができるので、非エンジニアであっても少し学習すればツールを使いこなせるようになるはずです。
なお、ノーコードツール「AppSheet」については上の記事で詳しく解説しているので、気になる方は併せて確認してみてください。
Power Apps
おすすめ度 | |
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特徴 | 各種Microsoftサービスとの連携が容易。業務アプリを現場手動で素早く開発することができる。 |
PowerAppsは複雑なプログラミング要らずでアプリを開発できるサービスとなります。Microsoft 365で利用できるPower Platformを構成するアプリケーションの一つです。
直感的にアプリの開発ができるので、非エンジニアであっても少し学習すればツールを使いこなせるようになるはずです。
なお、「PowerApps」のおすすめ本については上の記事で詳しく解説しているので、気になる方は併せて確認してみてください。
Zapier
おすすめ度 | |
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特徴 | ノーコードで数千にも及ぶ外部ツールと連携させてワークフローの自動化を実現することができる。 |
Zapierは、ノーコードで数千にも及ぶ外部ツールと連携させてワークフローの自動化を実現することができるツールになります。
iPaaS(Integration Platform as a Service)と呼ばれるカテゴリーに属するツールであり、ノーコードゆえに画面クリックやドラッグ&ドロップのみで日々の業務フローを自動化するための仕組みを作ることができてしまう点が特徴的です。
なお、ノーコードツール「Zapier」については上の記事で詳しく解説しているので、気になる方は併せて確認してみてください。
Make(旧Integromat)
おすすめ度 | |
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特徴 | ノーコードで異なるWebサービスやアプリを連携させ、タスク自動化を行うツール。 |
Makeは、ノーコードで異なるサービスやアプリケーションを連携させ、ワークフローの自動化を実現できるツールになります。
iPaaS(Integration Platform as a Service)と呼ばれるカテゴリーに属するツールであり、ノーコードゆえに画面クリックやドラッグ&ドロップのみで日々の業務フローを自動化するための仕組みを作ることができてしまう点が特徴的です。
先に紹介したZapierとMakeのどちらかのノーコードツールを選んでおけば間違いないかと個人的には思います。
なお、ノーコードツール「Make」については上の記事で詳しく解説しているので、気になる方は併せて確認してみてください。
Airtable
おすすめ度 | |
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特徴 | 見た目や操作性がスプレッドシートやエクセルに近い直感的にツールを操作することができる。 |
Airtableは、クラウド型のデータベース管理に特化したノーコードツールになります。
見た目や操作性がスプレッドシートやエクセルに近いため、表計算ソフトを利用したことがある人であれば誰でも直感的にツールを操作することができることかと思います。
そんなAirtableを利用するメリットとデメリットは大きく以下の通りです。
なお、ノーコードツール「Airtable」については以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方は併せて確認してみてください。
kintone
おすすめ度 | |
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特徴 | データの一元管理に役立つ。情報を誰でも簡単に作れるアプリとして可視化することができる。 |
kintoneは、サイボウズ社が提供する最短3分で業務アプリの作成が可能なクラウド型業務アプリ開発プラットフォームになります。
案件管理や進捗管理、日報管理などのアプリがコーディング要らずで簡単に作成可能です。また、データの一元管理にも役立つため業務効率をフルスタックで改善できます。
できることが多い反面どう学習していいか分からない方も多いかと思うので、上の記事で紹介している書籍などを参考にしてkintoneについて体系的に学習すると良いかと思います。
Notion
おすすめ度 | |
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特徴 | ドキュメント作成や社内Wiki、タスク管理などの様々な業務に対応することができるオールインワン万能アプリ。 |
Notionは、ドキュメント作成や社内Wiki、タスク管理などの様々な業務に対応する多機能ツールになります。言い換えると、オールインワン万能アプリといった具合です。
メモ帳と勘違いされがちなNotionですが、できることは多岐に渡ります。Notionについては情報を発信されている方も多くいらっしゃるのでYouTubeなどで検索すれば簡単に学習することができます。
また、書籍で体系的にNotionについて学びたいという方は上の記事でNotionのおすすめ本を紹介しているので併せて確認してみてください。
Typeform
おすすめ度 | |
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特徴 | デザイン性の高いアンケートフォームを手早く作成できる。 |
Typeformは、スペインに本社を置くTypeform社が開発したノーコードフォームツールです。デザイン性の高いアンケートフォームや注文フォームなどを簡単に作成できます。
なお、ノーコードツール「Typeform」については上の記事で詳しく解説しているので、気になる方は併せて確認してみてください。
Octoparse
おすすめ度 | |
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特徴 | ノーコードでWebスクレイピングができる。 |
Octoparseは、ノーコードでWebサイトからデータを素早く取得できるスクレイピングツールです。専門知識要らずで簡単にWeb上から有益な情報を収集することができます。
「開く」「クリックする」「抽出する」のたった3ステップでスクレイピングできるため、冗談抜きで誰でも扱うことができるはずです。
なお、ノーコードツール「Octoparse」については上の記事で詳しく解説しているので、気になる方は併せて確認してみてください。
【2024年最新】おすすめのノーコードツール|まとめ
ここまでおすすめのノーコードツールを紹介してきました。ドラック&ドロップのような直感的な操作で誰でも簡単に利用できるのがノーコードツール全体の特徴なので気になったツールがございましたら実際に利用してみることをおすすめいたします。
当ブログでは他にもbubbleをはじめとしたノーコードについて解説した記事があるので、気になる記事がないか確認いただけると幸いです。